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LUZの熊野古道案内

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2008年 01月 30日

熊野の旅 古民家とは・・・

 『古い』と言う言葉には随分幅があります。
 物によってはほんの少し前のものが『古い』になりますし、明治の頃でも『新しい』となります。
 『パソコン』などは前者で、5年ほど前のものだと十分『古い』になります。それに比べ、『刀』などは100年前の明治に作られても『新しい』になりますね。
 また、人によっても判断基準が変わってきます。
 私が遊んでいる『クラシックカメラ』と言うジャンルでも、世代によって随分基準が違うようです。
 一般的には、おおむね1960年頃になって、カメラに電池が使われ、一眼レフが完成に近づいた頃を境に区別することが多くなっています。
 しかし、若い人は、完全にオートになって今のカメラとほとんど変わらないものも『クラシックカメラ』扱い視します。まあ、自分が生まれる前だったり、子供の頃のものですからそう思えるのでしょうね。

 同じように、建物についても、『古い』の基準が随分違うようです。
 安普請で管理の出来ていないアパートなどだと、『築後30年』で十分『古い』になります。
 きちんと建てられて、きちんと管理され使われている建物なら、とても『古い』には入りませんね。
 私の家は後ろ半分が築後37年、前半分の増築部分で30年になります。しかし、家の中で『おくどさん』や『囲炉裏』で火を燃やす構造でも時代でもないので、黒ずんではいません。昔の人のように柱まで空拭きするような手入れはした事ありませんが、紀州桧は勝手に自分の油で光って来ています。

 田舎で暮らしていると、回りに一杯古い建物があります。
 明治・大正に経てたなんてゴロゴロしていますね。
 『暮らす』と言う意味では、昭和の建物でも、戦後になり生活様式が大きく変わって以降に建てたか改造したかしたものでないと、まさに『前時代的』で困ったものになります。

 『古民家』と呼ぶにふさわしいもの・・・
 この基準も特に定められたものではないですね。
 戦後の建築基準法のように、『木造住宅の耐用年数25年』なんて、ふざけた感覚でしたら、私の家なども、耐用年数を越えて取り壊しの対象になる『古物』ですね。
 『古民家』と呼べるのは・・・
 それなりの『年代』が偲ばれるもので、それなりの『格』を感じさせるもの・・・のような気がします。
 つまり、私の設計したこの家のようなものは、100年は楽にもちますが。そうなっても『古民家』にはならないと思います。

 今日の新聞のローカル県版を見ていて、終戦の年に建てたらしき家の事が出ていて、記事中では使っていませんでしたが、写真説明では『古民家』となっていたので、『字数の関係かなあ・・・』と、思いつつも、ふと『古民家』と言う言葉について考えてしまいました。
 私の写真展のテーマも、『木本の古民家』ですから・・・
 開催期間は、2月1日からの一ヶ月間だそうです。ロングランですねえ・・・
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この周辺です

by je2luz | 2008-01-30 11:53 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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