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LUZの熊野古道案内

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2008年 01月 27日

熊野の旅 どっちが古い?

 今月も一軒、近所の町屋が解体されました。
 『解体』ではないですね。『破壊・撤去』ですね。
 昔なら、人間の手で上から順にさばいていったのですから、『解体』だったのですが、今は重機によって、とり壊すだけですからね。
 金属が高い時期なので、金属類だけはきちんと取り除いていますが、あとはかなりいい加減な分類で運び出されてゆきます。
 一軒の家を解体して整地するまで、今回の家は小さかったので、正味二日でした。

 木本のような昔からの町並みでは、今の建築基準法のように隣との間に空き地が無くてはならないなんて関係なく建てられています。
 まさに壁と壁がくっついて建てています。
 最近の工法では、隣とくっつく側の外壁は外装材を貼り付けてから、壁全体を引き起こす方法をとったりしていますが、昔からのやり方では、間に人の入れない壁は貼ることが出来ません。
 並んだ家でどちらが古いかわからない時は、家と家の間の隙間を覗くと分かることが多いのです。
 古いほうの家には、新しい家を建てる間に外壁が貼れるので貼ってあります。
d0045383_11331220.jpg

 この写真の場合、残っている居る家の方が新しいと言うことです。
 取り壊した家の形どおりに、すっぽり外壁の無い部分がむき出しになりました。
 残された家の壁は『土壁』を無ってあるのですが、この土壁は向こう側、家の中側からだけしか塗られていません。下地の荒壁も人間が入れないので塗っていません。
 こうした片方しか塗っていない壁は、自身などの時には簡単に剥れてしまいますが、こうした市街地では至極当たり前なのです。
 間口が二間半とか三間とかでは、隣との間をたとえ、1尺5寸ずつ開けたとしても、家が建たなくなるからです。
 この時期は、強い雨とか降ることも少ないですが、やはり早急に壁を貼らなくては済みませんね。
 こうした無化sぢ野町の構造が、古い市街地がどんどん寂れる要因の一つにもなるのです。

 形が悪いので、売買されるときは安いです。
 しかし、固定資産台帳では、横並びに同じ評価になっていることがほとんどです。
 しかし、日本人には土地神話を信じる人が多いので、『固定資産税が高い』と、文句を言いつつ、自分の住んでいる町の評価額が高いと喜ぶ人が多いのです。
 土地投資じゃあるまいし、代々住むだけなら、評価なんて本当は低い方が良い位なのですがねえ。
 もう少し、山間部になると、売れない土地に固定資産税が掛かっています。
 でも、目一杯かけないと田舎の自治体の財源は無いのです。
 私の『健康保険税』も、『所得割り』より、都市部では存在しない『資産割り』のほうがうんと高いのです。
 田舎に住むと、『収入0』でも、保険税は一人前に十万、二十万と掛かってきます。
 田舎住まいも中々大変なのですよ。

この周辺です

by je2luz | 2008-01-27 11:44 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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