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LUZの熊野古道案内

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2008年 01月 21日

熊野の旅 山のあなたの・・・

山のあなたの空遠く 「幸」住むと人のいふ。
 噫、われひとゝ尋めゆきて、 涙さしぐみ、かへりきぬ。
  山のあなたになほ遠く 「幸」住むと人のいふ。
                  海潮音より
 今の若い人にはなじみのない詩なのかもしれませんね。
 私の世代だと、ほとんどの人が暗記したことのあるものです。
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 後年になると、江戸家猫八が、『山のあなあな・・・』などと言う落語に取り込んで有名になったこともあります。

 この景色は、国道42号線が獅子岩のシッポ部分を踏んづけて花の窟に向かうところの眺めです。
 今の国道42号線を南下してくると、この少し前の鬼ヶ城トンネルを出たところでも同じような景色が眺められます。
 そちらだと、季節と時間によっては夕日に光る海でまともに前が見えないこともあります。
 ここでも、時間によってはこのように逆光になって結構まぶしいものです。
 これから先は、七里御浜沿いにカーブの少ない、起伏もない緩やかな道が続きます。
 これから先、実質で6里ほどはそうした道が続き、川を何本か渡る難所と、最後の熊野川の渡しまでは、熊野古道・伊勢道の中で、一番易しい所です。
 
 この写真の、ずっと遠くの方が『新宮』です。一番近くの熊野三山の一つ『速玉神社・熊野権現』のあるところです。
 その少し向こうには『那智の山』があり、少し右手には『本宮大社』があります。
 ここからは、光のかなたに、霊場が三つとも見えているわけです。
 歩く時代には、これから半日ほどの行程で熊野川の河口にたどり着きます。
 まさに、はるか遠くだと思った『熊野三山』が手に届く所にあるのです。
 たどり着いて、『救い』が手に入った人は一体どれだけあったのかは分かりませんが、『伊勢道』の景色が大きく変わるポイントです。
 この周辺は、道が良くなって、気が緩むからか結構事故もおきていますから、十分気をつけて走行してください。
この周辺です

by je2luz | 2008-01-21 12:01 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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