LUZの熊野古道案内

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2008年 01月 17日

熊野の旅 天然記念物 獅子岩

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 一つ前の写真は『獅子岩』の獅子岩らしい写真でした。
 これは、獅子岩の口の部分を海の側から・・・つまり、顔の正面から見たものです。
 どう見ても、『獅子の顔』には見えません。
 『獅子岩』は『鬼ヶ城』とともに、元は海に沈んでいたものが、地殻変動でこうして海岸に顔を出したものです。
 波の風の浸食によって、穴だらけにされ、一杯祠が出来たのが『鬼ヶ城』で。小さめの岩礁が浸食され、たまたま、横から見ると『狛犬』のような形に見えるようになったのが、『獅子岩』なのです。
 人間の目の錯覚で、横から見ると遠近感が乏しくなりシルエット的になり、良く出来た『獅子』に見えるのです。しかし、角度を変えると、ごちゃごちゃしたものです。
 横からの姿でも、国道42号線横の展望台の所から見ると、『獅子』ですが、反対側の横顔は、ずんぐりした岩の塊に過ぎません。
 ものすごい偶然で、一番目に付きよい角度からが一番格好よい物になっているのです。そうでなければ、観光名所にはならなかったでしょうね。
 その、便利で簡単に見られる『奇岩』ゆえに、結構有名なのですが、簡単に見られるがゆえに、お金には全くなりません。
 観光客の数で言えば、『松本峠』や『鬼ヶ城』よりはるかに多くの人が車を止め、バイクを止めて写真に収めて行きます。
 熊野を通った人の多くは、ここでの記念写真をもっているでしょうね。

 今日の写真に写っている手前の看板は、最近増やされた『立ち入り危険』の警告看板です。
 写真で見て分かるように、侵食が進んでいて、あごの部分などの突き出しが細くなっているものが多くなっています。
 以前から、何年に一回とか十数年に一回とかの割りで岩がかけて落下してきます。
 相手が岩ですから、雨とかに関係なく予告も音も無く落下します。
 昔、落下したものはものすごく大きくて1トンやそこいらはあったでしょうね。
 ソフトボールくらいの小さなかけらでも、頭に当たれば『いたっ!』では済みませんよね。
 だから、時々、こうして『立ち入り危険』の看板が立て直され、ロープも引かれます。
 しかし、台風時には波の打ち寄せる砂利浜ですから、そうしたものも流されることもあります。
 ほとんどの観光客の人は、展望台のところで眺めて帰り、階段を使って浜に降りる人はまれです。
 もし、気が向いて、下に降りられても、まあ、あごの下には近づかないことです。
 岩にもたれて記念写真を撮っても、全く絵にならないものですからね。
 危険度も、宝くじに当たるよりは低い程度でしょうが、世の中にはそういうめぐり合わせになる人も居ますからね。
 下の場所での見学で、この写真に姿をはめ込んだ観光写真を撮ってお帰りください。
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この周辺です

by je2luz | 2008-01-17 11:04 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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