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LUZの熊野古道案内

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2005年 05月 26日

熊野古道・・浜街道 2 有馬松原

 日本の海岸美を表す言葉に『白砂青松』というのがあります。
 七里御浜は昨日の写真のようにきれいな砂利浜が20Kmもつながっているわけですが、その内側には松林が作られていました。熊野市では花の窟を過ぎたところから志原尻河口まで、ずっと松林でした。・・・・過去形なのです。
 防風林には背の高い植物が向いています。潮風にも強くなくては駄目です。松はその条件を満たしているので日本中に植えられたのです。大きくなると25mにはなります。そのくらいで有効範囲は50m以上になります。
 日本中で松枯れが問題になりましたが、これはまだまだ進行しています。あまり騒がなくなったのは、松が姿を消してしまったから騒げないところもあるのです。
 この地方の松枯れは日本でもトップを切って始まりました。原因と言われる松くい虫が媒体する線虫は輸入材についてきたと言われます。ここは、戦後すぐから大量のパルプ材が持ち込まれました。紀州製紙・本州製紙・巴川製紙と紙産業のメッカでしたから当然のことでした。そして、昭和20年代には松枯れが始まりました。
 残念ながらこの見事な松林であった『有馬松原』はわずかな松を残すのみになりました。
 今は、温帯性広葉樹林が続いています。その間に植林された若松が混じります。この樹林の中に遊歩道が作られています。地道ですから歩くには快適です。松原の外側は延々と堤防が続いていますが所々浜に出られるように門が開いています。堤防の上を歩くもよし、林の中を歩くもよし、浜に出て休むもよし2Kmほどは心の休まる浜街道です。
 途中のスーパーなどの駐車場を拝借して散策されることをお勧めします。ここは営林署の管轄ですから遊歩道以外の施設はありません。必要なものは持ち込んで、ゴミは持ち帰ってください。

by je2luz | 2005-05-26 20:16 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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