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LUZの熊野古道案内

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2008年 01月 05日

熊野の旅 北主南従

 三重県では『北主南従』と言う言葉が、行政や政治の世界では良く使われます。
 世界規模の『南北問題』では無いのですが、北と南の格差の問題です。
 世が世なら、ここら辺、熊野や尾鷲も徳川御三家、紀州藩に入っていて、藤堂藩などよりは格が上だったのですがねえ・・・
 明治の廃藩置県以来の行政区域の線引きで、熊野川から東は三重県に組み入れられています。養子に出されたようなものですね。
 まあ、和歌山に残っていてもやっぱり県の中での辺地に変わりは無いですが・・・

 三重県の人口は約200万人ほどかと思います。
 その中で、『紀伊』と付く県南、旧紀州藩、今は東紀州といわれる地域の人口は9万人くらいなのでしょうかね。面積だけは広いのですが、平地も無く人もまばらです。消費税率程度ってことです。
 おかげさまで、どう言う訳か、熊野古道が世界遺産の一部に組み入れられてちょいと名前が知られましたが、これまた広大な『紀伊山地の霊場とその参詣道』と言う世界文化遺産の端っこに位置しているので、付け足しのような感じです。

 新聞では今年の三重県下の初詣と観光地の人手が発表されています。
 初詣部門では、やはり。『神宮』が一位です。
 『神宮』は『伊勢神宮』のことです。『伊勢神宮』とは『伊勢』にあるからそう呼ぶだけで、識別符号の無い『神宮』が本当らしいです。さすがは『本社』ですね。参拝者数は59万2千人だそうです。
 平成の大合併で二見町、小俣町、御薗村を併合しても14万人弱と言う伊勢市に人口の4倍もの参詣客が正月三が日で押しかけたのです。
 今年は、伊勢のお土産品が軒並みやり玉に上がって、『赤福』を筆頭とするお金を落としてもらうネタが減ってしまったので、波及効果は激減したでしょうね。一人500円でも3億円ですからね。
 二位以下には『椿大神社(鈴鹿)』38万5千、『多度大社(桑名)』18万、『二見興玉神社(伊勢)』16万8千などが続きます。
 一番近いのが『頭の宮四方神社(大紀町)』3万5千です。伊勢路の南の外れですが紀州路ではありません
 和歌山県側の統計なら熊野三山は入ってくるのでしょうが、三重県ではとてもとても、統計に入るような神社仏閣はありません。
 観光地の方も、一位の『ナガシマスパーランド(桑名)』9万5千、『志摩スペイン村(伊勢)』3万2千、『鈴鹿サーキット(鈴鹿)』1万6千、『鳥羽水族館(鳥羽)』1万4千だそうです。
 ここにも県南は入っていません。
 当たり前の話なのですが、これが現状なのです。
 『安近短』などと言う、レジャーの形態を示す言葉がありますが、お正月の初詣は当然のことですし、そのついでに出かけるレジャーも、都市から近くて手軽な所で落ち着くようです。

 県南では観光客の増加や落とす金は全く期待できないし、当てにならないからこそ、せめて公金を持って来よう・・・と言う発想で頑張っているようです。
 熊野市でも、蜜柑園を押しつぶし、地域活性のための広大な施設が工事中です。
 09年度中に姿を現すのかなあ・・・
 尾鷲に負けず劣らず・・・
 姿を現したら、取り上げることもあるかもしれません。
 破綻した、『グリーンピア南紀』に決して負けない施設だと思います。
 これまた皆さんの税金を使わせていただきますから、機会を作ってぜひ御來熊(ごらいゆう)してご利用ください。
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by je2luz | 2008-01-05 11:42 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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