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LUZの熊野古道案内

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2007年 12月 23日

熊野の旅 暖地

 熊野は暖かい所です。
 紀伊山地はものすごく寒い所です。
 一山越えると・・・と、言うほど山は高くありません。
 たかが500mから800mほどの山なのですが、切れ目無くつながって、海と内陸を切り離しています。この繋がりが、その裏側からつながる山間部と海岸線の温度差を生んでいます。
 この季節になると、海岸線の夜間気温と一山向こうの海抜たった300mほどの飛鳥町の夜間気温では4度から5度の差があります。
 国道42号線で紀伊半島をどんどん南下してきて、長いトンネルを抜けて、一番南に近い熊野市に入ったとたんに路面が凍結していてスリップして大破・・・なんて気の毒な方もたくさん居られます。
 つまり、『熊野は暖地』なのではないのです。
 『南紀の海辺は暖かい所』なのです。そして、『紀州の山は寒い所』なのです。
 この暖かさは、目の前に流れる『黒潮』のおかげです。
 日本地図は長方形の紙に納めるために少し傾けて印刷されています。そのため、紀伊半島と言うのは東京などよりはうんと南には成りますが、西方向で言うとせいぜい山口県のあたりに過ぎないのです。山口より暖かいのは、黒潮と、寒い北風を遮断する紀伊山地のおかげなのです。
d0045383_11192221.jpg

 この写真がここ、海岸線が暖地の証拠です。
 上水道の引き込み管と水道メーターです。
 この部分の工事は市の水道部が行う部分です。
 石垣で固められているから地中に入れなかったとは言え、何の断熱もしないで配管してあります。
 同じ熊野市内でも、山間部ならその年の内に破裂します。
 最近は市道や県道の側溝が整備され、その工事の時に上水道の引き込み管はきちんと地下に埋められてゆきましたが、少し前までは、引き込み管を直したりすると、側溝をむき出しのままで横断して屋敷に入ったものが結構見受けられたものです。
 この周辺で、こうした配管がパンクしたのは、もう20年以上前になると思いますが、大寒波が襲来してこの辺でも零下10度近くまで落ちた年だけです。
 かく左様に暖かい所なのですが、ここに暮らしている人にはやはり冬は寒いようです。ストーブを焚き、コタツにかじりつくようです。
 ほんの半世紀足らず前まで、日本人はもっと耐えることを知っていたのですがねえ・・・
カメラは コダック・レチナIIIc
ドイツ)

この範囲です

by je2luz | 2007-12-23 11:34 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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