LUZの熊野古道案内

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2007年 11月 22日

熊野の旅 町の更新・廃棄

 アメリカの西部とかに行くと、『ゴーストタウン』と言うのが現実にあるそうですね。
 西部劇の舞台になるような町に人が一人も住んでいない・・・
 風に吹かれて土煙と草の塊が通りを転がっている・・・
 そこに、何所ともなく現れたさすらいのガンマンが・・・

 なんてのは土地の狭い日本ではなかった話です。大事な家屋敷、田地田畑を放棄してどこかへ行くなんて考えもつかないことでした。
 しかし、今の日本ではそれが置きつつあるようですね。
 山間部ではすでに起きつつあるようです。
 後継者が流出した集落が、親たちの高齢化で一人欠け、二人欠け・・・集落が維持できなくなり放棄される・・・各地の山間で一杯起きてきていることです。
 山間部の集落の場合は、農業・林業ともにだめと言う社会では仕方ない話とも言えるのですが、田舎においては町場でもそれに近いことが起きつつあります。
 
 町の中心と言うものは移って行きます。
 新しい町並みが出来て、商店が出来、人の流れが変わってゆきます。
 人の来なくなった商店街は寂れてしまい、一軒、又一軒と取り壊され知らない間に普通の住居に建て替えられています。こうして、町は更新されてゆくものなのです。知らない間に、江戸時代の町が、文明開化風になり、さらに大正ロマン風、昭和風になりしてきたわけです。
 普通の町ではその後に戦後風になり、今度は平成風に変わってゆくのですが、田舎町では『昭和風』から先がなくなりました。
 その後に来たものは『地上げ』でも『ビルラッシュ』でもなく、単に『取り壊し』だけが続く『廃棄・放置』と言うことなのです。
 『活気がない』とか『古くさい』と言っているうちはまだまだましなのです。
 『さすらいのガンマン』の代わりに『老人車を押したばあちゃん』が歩いているうちはいいのです。
 今、ここを歩くのはまさにジョンウェイン世代の人ばかりです。
 カメラを構えている本人はもう少し若く、ウエストサイド世代ですが・・・
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 カメラは センチュリー・グラフィック+スーパートプコール65mm+ストロボ3灯
この範囲です

by je2luz | 2007-11-22 11:20 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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