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LUZの熊野古道案内

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2007年 11月 20日

熊野の旅 東海地区一位に・・・幻影

 今日の新聞によると、わが熊野市が東海地区一位になったそうです。
 東海財務局の発表した『総合経済力』でです。
 もちろん、下からの一位です。
 人口社会増減率・就業者比率・財政力指数・有効求人倍率・住宅着工戸数・一人当たりの生産額・所得水準の指数 この7つを指数化したものだそうです。
 どれをとっても、よいほうに数えられるはずのない項目が並んでいます。
 これの平均は350だそうです。
 最高は愛知県飛島村で529.4だそうです。三重県ではシャープの液晶工場のある亀山市が405.4なのだそうです。
 昔から三重県では『南北格差』と言う言葉があります。
 それは、こうした経済面とか。行政サービスとかほとんどの分野で県内の北部と南部では格差があるからです。
 平野があり、波の静かな伊勢湾に面し、都会に近い県の北部と。急峻な地形で平らな所のほとんどなく、熊野灘に面しまともな港がなく、都会から遠い全く対照的な南部では当然生じる格差です。
 おかげさまで列島改造論以来の長年の乱開発の手からは逃れられて、かなりの部分の自然が残されて来ています。それで世界遺産の指定も受けられました。
 この指数で下からの順位は、熊野市239.9ー紀北町243.5ー紀宝町251.4ー南伊勢町252.7ー大紀町266.4だそうです。尾鷲も10位に入っているようです。

 まあ、これは当たり前の指数であり、驚くにあたら無いのですが、これに対するお役所の反応ですね。
 財務局などは尾鷲についても、『基幹産業の林業・水産業の低迷で税収が減り余裕がない』・・・ここまでは誰でも分かることですが、「道路整備による企業誘致」を課題にしているようです。尾鷲も平らな所の全くない手狭な町なんですがねえ・・・うまくいっているはずの亀山でも問題は隠れているようですから・・・
 熊野市では『経済の現状を示すあくまでも一資料として受け止めている』と、優等生的な見解を出しています。しかし、続けて、「新たな特産品作りなど活性化に取り組んでおり、近畿自動車道紀勢線が完成すれば、古道客やスポーツ合宿需要の増加が見込める」などと言う、長年、日本中の田舎が唱える『幻想的お題目」を唱えているようです。
 いまでも、冬場のソフトボールなどの合宿とかそこそこ来ていて『青年の家・ユースホステル』や民宿で泊まってくれています。
 『青年の家・ユースホステル』は市営なので、決算内容も分かるのですが、サービスで営業している程度で、今の倍になっても、せいぜい、合宿期間の間だけ近所のおばさんがパートで働ける程度です。これって、本当は幻想なのです。
 高速道路が完成すると、時々書きますが、地域の産品が原材料のままで持ち去られる『植民地化』が進む恐れの方が強くなります。
 おしっことゴミを残すだけで、宿泊もない、食事まで外部資本のコンビニ弁当と言う、素通り観光客が経済的には何も生まないことは、全国で実証済みです。
 ここにこられる方でも、交通費・ガソリン代・入場料を抜きにして、一箇所の観光地で一体いくらのお土産を買ったりしてお金を落とされるでしょうね。とくに、熊野古道歩きなんかでは・・・
 それでも、人っ子一人通らない町よりは、他所からのお年寄りさんが来て歩いてくれる方が、町が寂しくなくて嬉しいことです。どんどん、おいでください。
 あったかい、お茶を沸かしてお待ちしている場所もあります。
 『紀南ツアーデザインセンター』です。
 正面からのストロボが邪魔をして湯気がうまく写りませんでした。そのうち、撮り直しに行ってきます。
d0045383_10464875.jpg

この範囲です

by je2luz | 2007-11-20 10:48 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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