LUZの熊野古道案内

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2007年 11月 19日

熊野の旅 古い看板

 町を歩いていても見落としてしまうような古い看板には、その店、元・店であった所の歴史と栄光がうかがわれるものが隠されて居たりします。
 時代によって看板だとか店構えだとか言うものは変化して来ています。
 店構えどころか、町の中心と言うもの自体がどんどん移動してゆきます。これは、ここ木本だけのことではなく、全国何処ででも見られることです。
 木本町では元は唯一つの目抜き通りであった本町通りも戦前に歩道完備の『記念通り』ができて、しばらくは何もない記念通りに人が集めることもなかったのですが、戦後になって商店がそちらに建ちはじめ、段々と主役から外れてゆきました。
 本町の老舗7軒が共同で国鉄バスの車庫の跡地を買い取って記念通りに出店をする昭和40年代頃には本町の先が完全に見えていました。
 前に続けて掲載したように、どんどん『元・○○屋』が増え続け、『何でも揃う商店街』でなくなると一気に客足は遠のきます。
 銀座通りのようにお登りさんに対しお高くとまっているわけではありませんが、観光客の人に売るものなど元々ないわけですから、伊勢街道・御浜街道・浜街道・熊野古道…色々呼ばれるように少し光を浴びせても輝くはずもないのです。
 もし、熊野に来られて本町通りの石畳を歩かれることがあったら、何も無いからとひたすら前を向いて歩くのではなく、探し物をするように、かすかに残るかつての栄光の残骸を探してみてください。砂浜の中の砂一粒程度には光るかもしれません。
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 カメラは ツァイス・コンタフレックスIV+プロテッサー85mm
この範囲です

by je2luz | 2007-11-19 16:57 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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