LUZの熊野古道案内

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2007年 11月 04日

熊野の旅 木本神社 棟札

 手元に、昭和63年3月発行の『神社棟札 産田・木本・大馬』と言う本があります。
 これは、その4年前に発行された『熊野市史』の資料編として追加発行されたものです。
 取り立てて面白いものでも無し、頂いてからまともに開いたことがありませんでした。
 少々ネタ切れになったので、開いてみました。

 木本も人が住みついたのは結構古いはずです。
 すぐそばには、日本最古の神社『花の窟神社』もあることですから、『木本神社』の棟札も随分古い物が出てきたのだろうな、と思いましたが・・・
 木本神社の残されていた棟札の一番古いのは、『慶長13年』1608年の御遷宮のものだそうです。
 古いといえば古いのですが、関が原以降の物ですね。こうしたものの中では古いともいえません。
 と言うものの、この『木本神社』は今の位置に元からあったのではないようです。
 そばを流れる『西郷川』の上流の『新田』に『元宮』と言われる物があります。
 元和6年(1620)に『若一王子造営』なんてのがあるようですから、このお宮さんも一寸不便な山の方から町中に引っ越してきたのでしょう。
 距離にしたら1Kmあるかないかですが、今の場所は海のすぐそば、木本浦の中心であった、『親井戸』(親地町)にありますから便利この上ない所です。
 そもそも神社と言うものは、『遷宮』なんて習慣があるくらいですから、簡単に引っ越せますよね。
 それ以降、この本の発行までの400年ほどの間に106枚の棟札や寄進札が残されているようです。つまりは、津波や高潮からも守られてきたということです。
 その中でふと目についたのが、大正5年(1916)に『青銅製御神馬・石材玉垣』と言うのがあります。この『御神馬』は目にしたことがありません。
 先の戦争の時に『御神馬』も出征なされたのでしょうか。
 一般民家の鍋釜・お寺の鐘も供出されたのですから、『御神馬』は率先して戦場に赴かなくてはおかしいですがね。
 ちなみに、この『御神馬』の寄進は木本の旧家の方の『四十二の厄』に奉納されたものだそうです。
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by je2luz | 2007-11-04 10:54 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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