LUZの熊野古道案内

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2007年 10月 23日

熊野の旅 災害と記憶

 人間の脳にはありがたい能力があります。
 『忘却』もしくは『封印』というものです。
 痛かったこと、つらかったこと、怖かったことなど、嫌な事は意外と早くこの能力によって隠されてしまいます。
 この能力が無ければ、怖くてつらくて・・・道も歩けなければものも食べられない、ましてお産なんか二回も三回も出来るはずが無いのです。
 その分、学習と言う面ではマイナスの面も大きいですが、人類が結構気楽に生き延びてこられたのはこの能力のおかげでしょうね。

 それにしても、老人の多い防災訓練なのに、過去の災害はほとんど忘れられていますね。
 木本町でも『東南海大地震』や『伊勢湾台風』など大災害に襲われています。
 木本町は開けた海岸線なのでリアス式海岸とは違い『津波』『高波』は洋上を走ってきた高さのままで襲ってきて、湾の奥のように収斂増幅されることはありません。だから、同じ地方の新鹿や二木島・甫母に比べ被害は小さくて済んでいます。
 それにしても、木本も『東南海大地震』では津波が市街を襲い、海岸沿いの民家の一部を破損し、一番奥まで入った波は細い道沿いに走って山手にある記念通り終点の上木本まで達したということは忘れられています。
 昭和19年ですから、70歳くらいから上の人なら記憶にあっても良さそうな物なのですがねえ・・・
 これは、軍部が情報を隠したせいではなく、人間の脳の楽天的な部分のなせる業でしょうね。
 伊勢湾台風は60歳から上なら記憶にあっても良いのですが、この会場に集まっていた、私より年上の人たちほとんどの人の頭には無いようでした。無いのではなく、隠されてしまっているのでしょうね。
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 それにしても、立派な救助訓練なので、見ているお年寄りたちはまるで他人事のような感じでした。
 まあ、万一の時には『助けてもらう方』に違いが無いので、安心感にはつながったでしょうね。
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 一連の写真は日中シンクロで常時ストロボを働かせています。
 私のストロボはあまり多く名出力ではありませんが、近距離の場合は炎天下の人物の顔の表情などが影でつぶれるのが若干救われます。
 こんな時は完全マニュアルでレンズシャッターのものの方がやりよいものです。なまじ、オートのカメラだと、操作がややこしくなるし、自分にしに反する動きをカメラがします。
 何一つ児童で使用としないこうしたクラシックカメラはいいものです。
 カメラは ツァイス・コンタフレックスIV+プロテッサー35mm
この範囲です

by je2luz | 2007-10-23 11:15 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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