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LUZの熊野古道案内

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2007年 09月 25日

熊野の旅 お綱掛け 花の窟

 花の窟神社のしめ縄は年に二回張りかえられます。
 2月と10月です。二回なのに半年毎ではありません。秋の分は台風で切られることを考えていたのかもしれませんね。
 昨日あたりに張替え用のしめ縄作りが行われたようです。
 『しめなわ』と言っても岩山の上から下までつなぐものすごく長いものですから、出雲大社の社殿にかかっているような真ん中の膨れたしめ縄ではありません。長い藁縄です。太目の縄をあわせて一本にし、ちょうど御神体の上空になるところに飾りが来るようにしてあります。
 岡山の畳作りも畳床に使うには今の稲藁が短くて使い物にならなくて、ふるい稲丈のある品種を委託生産してもらったり、輸入したりしているようですが、ここでも長いもち米の藁を使っているようです。
 台風本体の直撃を受けたらどんな稲でも倒されますが、余波程度の時にも稲丈のある品種は倒されて、農作業がしにくいだけでなく地面に着いて発芽しかけたりして収穫量、品質まで落ちがちになります。戦後すぐの頃には丈の長いものが餅米だけではなくうるち米にも多くありました。
 その時代には、藁縄なども自家生産する農家が結構あり長いのも意味があったのかもしれません。
 戦後の品種改良は、多産型の追及から始まりおいしいおコメの追求になり、台風を避ける早期栽培品種を作り出すとともに、台風に強い稲丈の低いものへと変わってゆきました。
 今では田圃道を歩く小学生低学年の子の頭が見えるようになっています。
 お百姓さんが楽になった分、しめ縄つくりなど藁細工には向かなくなってしまったようです。

 『お綱掛け神事』は10月2日火曜日です。
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この範囲です

by je2luz | 2007-09-25 11:02 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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