LUZの熊野古道案内

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2007年 09月 16日

熊野の旅 町おこし

 今から30年ほど前から『村おこし』『町おこし』と言われるものが全国津々浦々で行われてきました。『一村一品』とか『一町一品』の運動もあります。
 こうした考えは、流行る前からあちこちでやられてきたはずなのですが、マスコミが取り上げ、国も後押しするようになると、かつての3300市町村挙げての運動になりました。
 『先進地視察』がこれまた流行って、あちこちに出かけて・・・
 出発点は手弁当でしたが、途中からはきちんと予算が組まれ、補助金も出るようになり、民間人も含めた『官費旅行』になっています。
 ちょいと有名になると、全国から何百もの視察団が押しかけてきます。そして、表面的な建前による説明を聞いて、至極納得して帰ります。
 まあ、これも仕方ないことなのですがねえ・・・

 私の嫌いな、今様の『よさこいソーラン』ではないですが、全国に同じような特産品、お祭りイベント類が誕生しました。
 やっているご当人たちは真剣で、一杯努力もしているのですが・・・
 特産の○○を使ったせんべい・まんじゅう・羊羹・味噌漬け・粕漬け・果てはワインまで:::
 ローカル紙とカニは紹介され、物産展には出品し・・・
 それでも、地元民すら知らないものが沢山あるのが現状です。
 かつて、観光地のお土産は、箱と焼印が違うだけの品物が一杯並んでいました。こけし、お盆、しゃもじ、手ぬぐい、せんべい、もなか・・・
 いまはそれに加えて、漬物、味噌、干物、地酒などが加わっただけで私などから見ると、全国どこも代わり映えはしませんね。
 特産品とか名物の好きな人は一部のマニアックな人たちです。目も肥えて来ています。
 普通の人は、『お土産』を買わなくなっています。
 『餞別』と言う習慣がなくなったので、義理で買うお土産はなくなってきました。おまけに、全国が観光地になり、どこへ行っても名前と箱が違うだけで似たり寄ったりのお土産が並んでいるので眼を引くこともなくなってしまっています。当然、買う気も失せてしまいます。

 三重県に北の端では、町おこしで馬を買って馬車を走らせたのだそうです。客も居ないのでどうしようかと悩んでいるそうです。結構有名な神社のあるところですがねえ・・・
 もちろん、市をはじめ国まで賛成してお金を出しています。だから、自然発生的な物ではなさそうですね。
 南の端の方でも、隣の市では巨大な会館を建て、すでに客が少なくて困っている食堂が出来ました。
 ここ熊野市でも、広大な面積の『交流拠点』が出来つつあります。何と何が交流するのかしかと分かりませんが・・・
 全国で行われている町おこし、活性化は似たり寄ったりです。悪いことに、どんどん役人主導になって規模が大きくなっています。
 でもねえ・・・これをほめる人も居るんですね。
 『隣の町ではあんなに立派な会館が出来たのに。何でわしらの町には出来んのじゃろう・・・』などとうらやましがる声も・・・

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by je2luz | 2007-09-16 11:35 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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