人気ブログランキング |

LUZの熊野古道案内

je2luz.exblog.jp
ブログトップ
2007年 08月 27日

熊野の旅 ハイテクと田舎

 昔に比べ、色んなものが機械化されました。 田舎の生活もずいぶんそれによって変わりました。 田舎の生活を支えてきた、農林水産の一次産業でも戦後導入された機械によって様変わりしました。

 農業では田植えから稲刈り、脱穀、籾摺り、精米まで機械がやるようになりました。お百姓さんの納屋は農機具で一杯です。確かに体は楽になりましたが、お米を売ったお金ではその機械代も出ないと言う連載農家が多かったのも確かです。山で働いたりしたお金も農機具につぎ込んできた人も多いのです。
 儲かったのは農機具メーカー???

 林業でも危険な筏流しからトラックが解放してくれました。しんどいのこぎりによる伐採からほんの数分で倒してくれるチェンソーに変わりました。平地についてからの作業はフォークリフトなどの機械がやってくれるようになり、『トビ』を使うこともほとんどなくなりました。もちろん、自分の肩を使うなんて考えなくなりました。
 ずいぶん楽になりました。
 しかし、重機屋さんとガソリン屋さんに払うお金は大きいですが、人が要らなくなりました。
 ものすごい数のリストラが知らない間に行われてきました。
 支払いが減ったのではなく、支払い先が地元の労働者から都会の大資本に変わっただけです。
 ものすごくありがたい変化が、結果として、田舎の衰退になったのかもしれません。

 浮いた労働力の一部は、安い労働力を求めて進出してきたメリヤス工場やハーネス工場が吸収したのですが、人件費の高騰により、海外への拠点変更ですぐに投げ出されてしまいました。この辺には大手の工場は来ませんでしたが、九州や四国などでは『経営の神様』の作った家電メーカーの工場などもさっさと引き上げて地方経済を破壊したようです。

 明治の富国強兵以来、田舎は労働力の供給基地でした。ひたすら、若い労働力を供給してきました。一時期は兵力まで供給してきました。
 しかし、もはや、その労働力の供給も出来なくなってきました。
 自動的に『自然』が戻って来ています。
 何百年もかかって開いてきた山田が山に帰り、人が手を加えてしまった平地も野原に帰っています。
 そうです、『美しい日本』が自動的に戻ってきているのです。
 そこは、『楽しい田舎』ではないですが・・・
d0045383_1132731.jpg

熊野三山と熊野の地図へ   ←←←←をクリックすると案内図が開きます。

by je2luz | 2007-08-27 11:35 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://je2luz.exblog.jp/tb/6038055
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 熊野の旅 残暑お見舞い申し上げます      熊野の旅 熊野大花火の魅力 >>