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LUZの熊野古道案内

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2007年 08月 26日

熊野の旅 熊野大花火の魅力

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 この写真のような打ち上げ花火はどこでもまっすぐ打ち上げます。
 以前はこうした花火の打ち上げ用の筒は波打ち際にありました。そのため、危険ラインが浜の真ん中辺になってしまいました。
 その浜が段々痩せてくるし、台風の余波が出るとたちまち波をかぶり糸あげ不能になります。
 今では打ち上げ花火は会場の中央部の置きに浮かべた台船といわれる港湾作業用の船から主に打ち上げます。そうすることにより、立ち入り禁止の危険区域がほとんど海上になり、観客席が広くなります。
 尺玉などの大きな花火は開いた時の円も大きいので当然高く打ち上げます。
 高く打ち上げても、その迫力は伝わります。
 それに引き換え、5寸玉など仕掛け花火で使われるものは、数を沢山打ち出しますが、音の迫力などはどうしても劣ってきます。直径が1/2になれば中に入る火薬などは1/8になってしまうのですから当たり前です。
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 熊野の場合、仕掛けの打ち上げ部分(裏打ち)は鬼ヶ城東口の木本漁港防波堤から撃つものが多いのですが。写真でも分かるように斜めに低く打ち出します。方向は海上の中央の沖です。
 破裂地点が見物客の近くでなおかつ低い所になります。
 音の大きさは、音源からの距離の二乗に反比例します。だから、こうすることで花火が大きく見えるだけではなく破裂音も大きく迫力が出ます。さらに、鬼ヶ城の洞穴や木本を取り巻く山も反射板になり音を増幅させてくれます。
 およそ花火などと言うものは、発射音の『ズボッ』と言う音、そして、破裂音の『ドカーン』と言うのがなければ面白くありません。
 熊野大花火では、観客全員が腹に響く、体が揺れる破裂音を共有できます。
 『三尺玉海上自爆』では直に爆風が来ます。
 『鬼ヶ城大仕掛け』では地面での自爆の地響きが伝わってきます。
 打ち上げの数はさほど多くないのですが、この『体感』と言うものを味わいに遠くからでも毎年見に来ています。
 残念ながら、ブログはもちろん、テレビでもこれは再現できません。
 もし、この音をテレビで送り出して、家庭で再生したら、ずべての受信機が壊れます。それだけは間違いありませんね。
 カメラは センチュリー・グラフィック+スーパートプコール65mm
全行程はこの範囲です

by je2luz | 2007-08-26 10:53 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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