熊野大花火大会まで3日です。
国道42号線沿いの堤防の上には桟敷がほぼ全部完成しました。
床張りをしていないものが沢山あるのは、風に備えてのことです。
何年に一度か台風に見舞われて、あまり早く張った床ははがしに来なくては成らないことがあります。
我が家のように海に面した家にとってはこの桟敷の床は凶器なのです。
風に舞うと数十メートルは空中を飛び居ます。人に当たれば下手をすれば死にます。車に当たれば大破します。
家屋にとっても、こうしたものが飛んでくると、雨戸を入れてあってもぶち抜かれます。台風の時に部屋の中に風が吹き込むと、反対側の窓も吹き飛びます。窓で済めば良いですが、場合によっては中に風を含むと屋根が抜けて飛びます。非常に怖いものなのです。
今年は太平洋高気圧が居座っているので台風も本州に向かって北上はしないでしょうから、予定通り花火が出来そうです。
こうした気圧配置でなければ、今ある台風が北上をはじめ、直撃はなくても数百キロ離れた状態で海が荒れてきます。
熊野の花火は波打ち際と海上を使って繰り広げますから、台風の余波の波があると、例え空が快晴でも開催できません。その辺が、湾の中や河原で行われる花火大会とは違っています。
三尺玉の海上での破裂でも海が荒れては出来なくなります。
このままの状態で17日を迎えれば良いのですが・・・
熊野出身の人の帰省はこの17日に合わせますから、少し遅くなります。しかし、伸びると見ないで帰らなくてはならない人が多くなります。
『花火があるから里帰りをする』という人も多いですから、花火の存在理由の一つに数えられるでしょうね。
ここで育てば、一生どこに居ても花火を見れば『木本の花火』を思い出すでしょうからね。
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