『大阪のおばちゃん』のパワーがすっかり有名になっていますが、このパワーはこの辺でも見られます。
『おばちゃん』、『おばはん』、『おばさん』・・・呼び方も色々ですね。
この辺では『ちゃん』の代わりに『やん』を使うことがあります。
『せいちゃん』が『せーやん』になるのです。それしきで、中年のご婦人のことを『おばやん』と呼びます。
この写真の人たちが、『おばやん』ですね。
『響鼓in熊野』などのイベントでも、地元のおばやんたちが所属した団体ごとに資金稼ぎの出店をしています。
この『おばやん』たちは顔も広いし、知っている人はもちろん、知らない人にでもどんどん声掛けします。当然売り上げも増えます。そのパワーは、とてもアルバイトの若い子が太刀打ちできるものではありません。
この写真を撮ったとき・・・
A 『にいさん! わしらも撮ってくれんかえ!』
私 『撮ったらインターネットに載せるぜ』
A 『インターネットに載せてくれるんかえ』
私 『修正せんとそのままの顔ででるで』
A 『これ・・・あんた等も撮ってもらおれえ・・・』、と周りを引っ張り込みます。
私が古い小さな一眼レフで撮ろうとすると・・・
B 『そんなちっちゃいのかえ?』
A 『にいさん、さっきあっちで使うとったでかいので撮らな・・・別嬪の顔がわからんがえ』
私 『これかえ?』
と、トランクからでかいセンチュリー・グラフィックを取り出して撮ったのがこの一枚です。
A 『花婿募集中って書いといての!』
・・・・と、いった具合です。
昔の『おばやん』より今のおばやんの方が年齢幅が広くなったようです。
その分、このおばやんに頼らなくてはならない部分が大きくなっているようです。
あと少しするとこの木本では『おばやん』と『ばあちゃん』しか居なくなるのですから・・・
『おばやん』に見放されたらイベントもますます盛り上がらなくなりそうです。
カメラは
センチュリー・グラフィック
レンズは
スーパー・トプコール65mm
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