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LUZの熊野古道案内

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2007年 07月 27日

熊野の旅 熊野のチベット? 大又 1

熊野市は黒潮の流れる海岸線と、紀伊山地の懐に納まっている山間部があります。
 普通ですと、川が河口からずっと山の方に入り込み、川沿いに暖かい風が結構億のほうまで届くのですが、ここ紀伊半島ではほとんどの川は山にぶつかってすぐに終わってしまいます。
 海から見える一つ目の山から裏側には熊野川とその支流が出口を求めて蛇行を繰り返しています。従って、海のすぐ近くでも風の入る切れ目は無いのです。
 熊野市の山間部、飛鳥町などは本当に一山向こうは輝く海なのですが、一番低い部分で標高400m、他は500m以上の壁に囲まれています。
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 その飛鳥町で最上流にあるのが大又大久保と言われる小さな集落です。
 ここは時刻表にもずっと載っていた所です。
 紀伊木本駅と尾鷲駅を結んでいた国鉄連絡バスが紀勢線全通とともに廃止され、通勤通学路線としての国鉄バス紀南線となってからは、ここが終点でした。従って、時刻表には載っていたのです。
 昔は終バスの運転手たちはここの委託先に宿泊し、始発のバスを出したのです。今と違い、砂利道一車線の山道ですから、折り返して木本に戻る事も容易でなかったのです。
 今では国鉄(JR)の路線が無くなり、三重交通の路線になっています。
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 ここは、標高にすれば400mあるかないかですが、ものすごく寒いところです。横の山に登ればすぐ下に海が見えるのですがね。
 海岸線に比べると、この一山隔てるだけで冬の夜の気温は5度以上違います。海岸線が零下に下がらないのにこちらでは、宵の口から零下になります。道路の凍結や積雪も当たり前なのです。チベットに叱られますが、熊野市のチベットみたいなところです。
 昨日の国道42号線のゲートもここにありますが、ここが熊野市で一番東京に近いところです。今でこそ、海岸線の国道311号線が尾鷲まで通じていますが、そちらを通るとものすごく遠回りですから、ほとんどの人も物資もここを通ってゆきます。
 上の写真の食堂が熊野市入り口の最初の店です。ゲートが閉まっても運がよければすぐそばの店が開いているのですが・・・
 ここがやっていない時は。2Kmほど戻って、『道の駅くまのきのくに』に行けば夜10時までは営業しています。
 ここの地名、『大又大久保』は『大久保平』で『大久保さん』が住んでいます。
 大又地区には『坪田平』『池田平』など苗字が地名になったところがあります。
 カメラは フジカST605N+クルタゴン35mm
熊野三山と熊野の地図へ   ←←←←をクリックすると案内図が開きます。

by je2luz | 2007-07-27 11:15 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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