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LUZの熊野古道案内

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2007年 07月 24日

熊野の旅 おかしな国境

 熊野市木本町と熊野市井戸町は元は藩の違う土地です。
 木本は『紀州藩』で井戸からは『新宮藩』で堀内さんの領地でした。
 新宮も元々は同じ紀州藩でしたが、家老格の堀内さんが独立したものです。
 この独立の時のいきさつは以前にも書いたことがありますが、江戸時代のことであります。
 名門、紀州藩から小さな新宮藩になるのがいやだったのか、財政の見込みの悪い小さな藩になると年貢が上がると思ったのかは知りませんが、ここ木本浦の住民が反対運動をしました。
 この揉め事がまとまらず、幕府の偉いさんが出ばって来ることと相成りました。
 そのえらいさん『吉田さん』が『木本の人の言うことはもっともだ・・・』と、閣議決定したものを取り消し変更してしまったのです。
 今の大臣だとせいぜい辞任ですが、時代は江戸時代です。こんな大きなことをやったのですから、責任を取って切腹されました。
 今でも、『木本神社』に、『吉田大明神』として祭り。その徳を偲んでいます。
 『紀州本藩』と『新宮藩』の国境は元は一つだし、平和な時に分かれたとは言え、なんとも変なところにあります、
 最近、熊野古道の関係で小さな木の看板が建物の角の取り付けたれました。
d0045383_10144431.jpg

 今は井戸の側が空き地になっていますが、元は普通どおりに家が建ち、町並みは続いていました。
 この先直線なら50mも無いくらいで井戸川にぶつかるのです。普通なら『藩』の境『国境』でしたら、そうしたところになるのですが、こんないきさつで木本浦が紀州本藩に戻されたので、国境がこんなところに出来たのでしょうね。
 確か山側はこの細い路地だったような気がします。
 熊野古道歩きの人はこの手前で国道に出てしまうので、この看板を診る人も少なく、国境を越えたなんて気付かないでしょうね。
d0045383_10193249.jpg


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by je2luz | 2007-07-24 10:23 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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