LUZの熊野古道案内

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2007年 07月 13日

熊野の旅 三重県・県北・県南

 昨日から参議院選挙が始まったようですね。
 三重県も日本国ですから同じ日に公示されました。
 三重県民はこの広い地域で200万人ほどです。県としては人口の少ないところです。だから、定数は『1』です。
 選挙と言うと大体において選挙カーが走り回って賑やかな物と相場が決まっています。
 候補者のスピーカーと政党のスピーカーが入り乱れて・・・
 日本国の半数以上の人はそう思っているでしょうね。
 ところが、この三重県南部では、事、参議院選挙に関しては静かな物なのです。
 日本地図をご覧になってください。
 三重県は愛知県境の端を渡ってから和歌山県境の橋まで、実に南北に長いのです。
 その距離およそ230Kmほどです。
 東京の候補者が静岡県沼津まで足を伸ばしてもこの半分です。
 三重県の人口分布は北に集中したアンバランスな物です。
 県民200万人に対し県南と称されるところ、距離にしたらほぼ半分の多気以南には大きな町はありません。
 更に、紀州に入ると、合併後で紀北町、尾鷲市、熊野市、御浜町、紀宝町と並んで国道の道のりで80Km、全行程の1/3です。しかし、有権者数にして71.635です。三重県の有権者数1.514.221に対し4.8%しか居ないのです。極端に効率の悪い地域です。
 つまり、各候補者ともに半分切り捨てる格好になるのです。
 一人区ですから、候補者も三人しか居ません。だから、公示後三日目位で回ってくれば早い方ですね。

 選挙の時は静かで良いのですが・・・
 この数字が意味するものは、そんなことでは無いですね。
 さほど、勢いのある県で無い『三重県』で、道のりばかり伸びて人の居ないところ・・・産業もなく老齢化の進んだところ・・・政治家だけでなく役人の目もこちらには向きにくいですね。
 『東紀州開発』などと言う掛け声は良く出てはいるのですが・・・特効薬があるくらいなら、日本中の過疎は止まっている筈です。
 私たちの世代(戦前戦中生まれ)が居なくなる頃に、この県南の人口は一気に激減する勘定です。
 数字上はそうなっているのですが、怖すぎる現実なので行政は絶対に口にしません。

 私も一時は都会に居ましたし、都会で暮らすつもりでした。
 経済的才覚は無いし、勤め人の出来る性格でも無いし・・・と言うことでUターンしてきたのです。だから、根っから田舎が好きなわけでもありません。ある種、覚めた目で周りを見ています。
 子供三人には『帰ってくるな』と育てました。
 林業がもう少しまともだった時でも『帰ってきても食えんぞ』と言いました。
 悲しいことに、その予想が的中しています。
 今では、私は職業欄に『林業』とは書きません。固定資産税だけかかってお金を取ることの出来ない山林所有者が『林業』を名乗るのはおかしいからです。
 三重県南の90%が山林です。それもほとんどが人工林です。それが壊滅した現状では、ここで暮らすのは無理です。
 三重県南だけでなく紀伊半島。四国、九州、木曽、飛騨などすべての林業地の田舎では暮らすことが出来ないのです。
 だからって、どうしてくれと言うことも出来ません。
 せめて、不法伐採の外材だけでも止めていただければ・・・
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 これより南・・・紀州路です。
熊野三山と熊野の地図へ   ←←←←をクリックすると案内図が開きます。

by je2luz | 2007-07-13 11:22 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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