以前にも書きましたが、この辺りに厄介な地名があります。
その一つが、この『矢の川』です。
アマチュア無線家や悪路愛好家だと、尾鷲と熊野の境、旧国道42号線の峠を思い出し、『やのこ』と読むでしょう。紀和町の人なら『やのかわ』と読むでしょうね。
国道311号線、丸山千枚田の入り口の近くにこの学校はあります。
台帳上で廃校なのか休校なのかは知りませんがずいぶん長く使われていませんし、再開することも無いでしょう。
山間の静かな場所に国道から一段上がって、ひっそり立っていますから、目の前の国道を走っても存在に気が付かない人が多いと思われます。
この学校も歴史は古く、明治時代に開校し昭和50年に開校100年の式典が行われたようです。それからしばらくして閉められたものです。
この学校の配置や造りは廃校になった熊野市立波田須小学校とよく似たものです。
平地の少ない場所に狭いながらも運動場を確保するとこうなるのかなあ・・・と言う感じです。
日本人の持つ山の学校の風景と言うイメージにはぴったり合うのではないでしょうか。
校舎の脇の、多分、校長先生の官舎だったような建物には誰か住んでいるようです。教員住宅としては使っていないと思うのですが・・・
最近まで違う自治体だったところなので良くわかりません。
この学校には夜中とか明け方には立ち寄らない方が良いかもしれません。理由は明日書きます。
カメラは
コダック・シグネット35
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