今日のタイトルを見てピント来る人は今ではごく少数になってしまったでしょうね。
2112とはJCCナンバーといって、熊野市に割り振られた市の識別番号です。この番号はアマチュア無線のほうで付けられたもので、お役所でつけたものではありません。
お役所の方でも当然、『県ナンバー』、『市区町村ナンバー』があります。郵便局には『郵便番号』があり、実に色んな番号が同じところに割り振られています。今問題の保険と同じで、好き勝手につけちゃったみたいなところがあります。
今はどうなっているのか知りませんが、『県ナンバー』のようにたった47しかないものでも、省庁によって異なっていました。
アマチュア無線の世界では、どれだけ多くの市と交信するか、どれだけ多くの郡と交信するかなどを楽しみにすることがあります。
アマチュア無線家の多い所は確率から言って、簡単に交信できます。少ないところは当然、めぐり合うのが難しくなります。
今から30年前、私がアマチュア無線を始めて『HF・短波帯』を運用始めた頃は、熊野市は全くの空白地帯に近いものでした。とうぜん、珍しい市、『珍市』と言うことでもてました。一度出ると何時間も全国から、場合によっては海外からも声が掛かって大変な状態でした。
それ以来十数年は無線漬けでした。
長男が無線を始めたのが小学校の終わりでしたが、物心が付いた時にはそばに無線機があり、ピーピーガーガーやっていましたから無線のことを『ピープー』と呼ぶくらいでした。それでも嫌いにならず、免許を取って以来無線にはまっています。免許を取った時が最年少でしたから同級生では一番長い経歴を持っていることになりますね。
私は休止状態ですが、息子が帰ってくると我が家から、タイトルのような『JCC2112 三重県熊野市』の言葉が空に出てゆきます。
昔と違い、常設のきちんとしたアンテナが無いので仮設で運用します。
仮設の柱の重しに私の車が使われているので、この数日は車が動けません。あと一日くらいでしょうね。
ひょっとすると・・・
『 ・--- ・--- ・・--- ・--- --・- ・・-・ 』
と言う長いモールスが聞こえるかもしれませんから、休止されているハムの人はリグに火を入れてみてください。なんていっても、ピークで200万人以上居たハムも今では何人いるのやら・・・5年で無線局の免許は切れますからね。
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