LUZの熊野古道案内

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2007年 06月 19日

熊野の旅 漁村・小泊

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 写真は熊野市磯崎町です。
 この小さな漁村は大泊湾を挟んで鬼ヶ城と向き合っています。道順からいうと幹線の国道42号線ではなく一般の人が通らない国道311号線沿い、それもその国道が集落の頭の上を通過してしまう場所にあります。鉄道の紀勢線は岬の付け根の大泊には駅がありますが、そこからはトンネルで次の波田須に行ってしまいます。熊野古道歩きに来た人はすぐそばの『大吹峠』は歩きますが、ここには降りてきません。だから、よそから来た人は立ち寄ることはほとんど無いと思います。
 立ち寄ることは無いですが、鬼ヶ城に行かれた方なら対岸に見えるこの集落は必ず目にしているはずです。
 小さな入り江の所の急斜面に張り付くように家が密集しています。これで全部の家を白い漆喰で固めてしまえば、エーゲ海の漁師町に見えるような所です。事実、集落に足を踏み入れると細い坂道が家の間を通っていてこじんまりとしています。
 見かけるのもお年寄りが多くなってしまいました。
 こうした漁師町から若い衆や子供が消えてゆくのは日本中、いや、世界中の傾向なのかもしれませんね。
 沿岸漁業では細々と生計を立てるのがやっと・・・なのです。昔は、細々とでも生計を立てれればよしとしたのです。百姓をしてもほとんどが小作で、細々どころか食いかねていたわけですからね。
 この『磯崎町』は元、『泊村』に入っていて『小泊』と呼ばれました。海水浴場のある『大泊』の広い浜に比べ小さなものだからでしょうか?
 『こどまり』を『古泊』と書くこともありましたから、こちらの方が古い漁師町だったのかもしれません。
 カメラは クラウン・グラフィック+シュナイダー・ジンマー210mm
熊野三山と熊野の地図へ   ←←←←をクリックすると案内図が開きます。

by je2luz | 2007-06-19 09:30 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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