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LUZの熊野古道案内

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2007年 06月 16日

熊野の旅 熊野の初夏の味

 カツオだとかはほぼ全国統一の初夏の味とされてきましたね。
 今はどこでも季節感がなくなってしまっていますが、私が子供の頃には、まだ冷蔵庫も普及しておらず、その時採れるものが食卓に上るのが当たり前でした。まして一寸した野菜まで四国、九州はては海外からこんな田舎まで来るなんてありませんでした。
 その頃に私が食べた初夏の味と言うと・・・
 『新ジャガのゆでたの』、『茗荷の味噌汁』などですね。山間部では夏野菜は梅雨明けからでしたからね。
 このほかに、『チシャ菜』が良く出ました。
 今は『サンチェ』なんて韓国流の名前で売られていますね。葉っぱの縮みも昔の品種より多いようです。
 この『チシャ菜』の食べ方ですが、『サラダ』なんてものが無かったし、『マヨネーズ』なんて庶民の食べるものではない時代ですから、サラダではありません。
 魚を見れば寿司にして、高菜の漬物でも寿司にしちゃう土地柄ですから、今で言う『手巻き寿司』のようにして食べるのです。
 きれいに洗ってザルにあげて食卓に出すだけです。横には酢味噌を入れてスプーンを添えた小鉢が一つ・・・
 葉がシャキッとしていますから、ご飯を包んで置いておける代物ではありません。韓国の焼肉のようにその場で包んで口に運ぶしかありません。
 何を包むかって言うと、『ごはん』を包むだけです。暖かい白いご飯です。昔はこれも麦飯だったわけですがね。
 チシャの葉っぱを手にとって、『酢味噌』を塗って、自分のお茶碗から好きな分量のご飯を乗せて、ちょっと折りたたんで口に運ぶのです。
 大きな葉っぱですとうまく口に入りにくいものです。
 おかずの無かった時代には主婦としてはありがたいものだったでしょうね。
 今風に言えば『生野菜』は食べてくれるし・・・なんと言っても、『おかず無し』で茶碗二杯くらいは食べてくれますからね。
 だまされたと思ってやってみてください。わざわざ熊野まで来なくても、『サンチェ』なら売っているでしょう。
 買ってきたやつはしんなりしてしまっていると思いますから、少し前に水に浸して『シャキシャキ』にしてから食べてください。酢味噌の味と『シャキシャキ感』で食べちゃうのです。
 そうそう、この前の『おさすり』に使う茨の葉っぱは下の写真のものです。直径10cmほどのものを使います。
d0045383_10293738.jpg

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by je2luz | 2007-06-16 10:35 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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