LUZの熊野古道案内

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2007年 06月 05日

熊野の旅 端午の節句

 この辺りの年中行事は月遅れのものが結構あります。
 元々は日本の行事は旧暦で行われていましたから、行事と季節の整合はいまの太陽暦ではすこしぞれが大きくなります。
 元旦にしても、春の始まりというには新暦1月1日ではまだその先触れさえないですね。
 節句の類もこれこそ季節のものですからずれが大きいですね。
 三月の『桃の節句』でも早すぎますね。
 ただ、今はそれに合わせて温室で桃を咲かせますからなんとなく合ってしまっていますが・・・
 五月五日はこどもの日で、これは全国一緒です。しかし、『端午の節句』はこの辺では月遅れですね。
 端午の節句には『菖蒲の葉』『蓬』『薄』を束ねて屋根の放り上げて、厄除けと健康を祈願する風習が残っています。やる人はどんどん減っては居ますがね。
 それと、今では家で造る人もほとんど居なくなってしまいましたが、『チマキ』と『おさすり』を作ります。
 この辺の『チマキ』は団子を笹の葉や葦の葉で巻いて蒸した、おいしくないものです。
 『おさすり』はよそでは『柏餅』にあたるものです。中身は全く同じ、もしくは蓬を練りこんだ生地にあんこを入れて蒸し揚げます。
 なぜ『柏餅』でないのか・・・『柏の木』はこの辺で見かけないのも確かですが、私は良く知りません。
 柏の葉っぱの代わりに使うのが『おさすりの葉』です。いや、『おさすり』に使うのでそれがそう呼ばれるようになったのだと思います。丸いハート型をした艶々した『いばらの葉っぱ』です。
 蒸しあげても色は茶色になりますが、味やにおいが映ることのない葉っぱです。
 昔、『チマキ』は男の象徴、『おさすり』は女の象徴・・・だと聞かされました。
 たしかに、「おさすり」の中のあんこの入った団子生地は丸めないで厚めの生地を二つ折りにして葉っぱも二つ折りにしてはさんでありますから・・・それに名前の方も・・・
 はたして、真意の方はどうなのでしょう。日本の古い風習はわりとおおらかというか、そんなものが多いですから・・・
 『端午の節句』は月遅れですが、『七里御浜の鯉のぼり』は5月のゴールデンウイークに揚げられています。一般家庭でも鯉のぼりを6月まで上げている家はほとんどなくなりました。
 いや・・・今では鯉のぼりを揚げる家、子供の居る家自体がほとんど無くなったと言ったほうが良いのかも知れません。
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カメラは フォクトレンダー・ビトーII
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by je2luz | 2007-06-05 10:43 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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