LUZの熊野古道案内

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2007年 05月 29日

熊野の旅 世界遺産とテレビ報道

 最近のテレビ報道を見ていると、『世界遺産』に関して、やっとその世界的規模と言うものの大きさが分かるような物になってきましたね。
 世界中をきちんと取材したフィルムがそろってきたと言うことなのでしょうが、民間放送も放送協会もスケールの大きな『自然遺産』、度肝を抜くような『文化遺産』を丁寧に報じるようになりました。
 それによって、日本人の『世界遺産』に対する興味と認識度は上がってきたでしょう。
 そのときに、以前から書いていますように、便乗的に・・・、予算ぶん取りの手段に・・・、よく分からんが格好よいから・・・、などというに等しいような動機で立候補を続けた国内の世界遺産群とその候補群が少々・・・大分・・・色あせて見えてて来たのではないでしょうか?
 円高の時代・・・報道で円安と言ってもせいぜい1$=120円台くらいの時代では、アンコールワットを、ボロブドゥールを見に行くのと熊野三山を巡るのや奈良の古寺を巡るのとがほぼ同じ予算で済むのです。
 いつの言うように、自分たちの周りの遺産を大事にすることと、それを『観光』にして、物見遊山の客を呼ぼうと言うのは別のことです。
 先日、偶然見たテレビで、ここ世界遺産の熊野古道が予定と違い旨く行って居ない面を報じていました。ごく控えめに・・・でしたがね。
 上っ面から見てもうまく行って居ない・・・遠慮がちに報道しても旨く行って居ない・・・
 当たり前かとも思います。
 ここは信仰の地です。
 江戸以降に生まれた観光地や観光寺と違い、講を組んで物見遊山にこれるところではありません。
 厄落としと称して、飲んで遊ぶ華やかな遊郭街も無ければ遊女軍団も居ないところです。
 そして、熊野古道も東海道、中仙道などのようにきちんと整備された街道ではなく、そま道みたいなところが多かったはずです。
 ことに、伊勢街道は旅人が歩くためではなく、集落間の連絡道、物流道として部分的に維持されてきたものです。
 いまでも、この辺の熊野古道はおかげさまで静かです。中高年のグループの方たちをたまに見かける程度で俗化はあまりしていません。
 ただ、便乗事業で標識類や街路がやたらと立派に変わっていっています。そして、巨大な観光施設もどんどん整備されてゆきます。せっせと俗化させているのはお役所です。
 報道ではこの面は報じませんね。なぜでしょうね。
 
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by je2luz | 2007-05-29 12:00 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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