明日の夜から熊野を離れ上京します。
上京と言っても宿泊は川越街道は膝折の宿です。今式では朝霞台ですか・・・
随分田舎まで開けてしまったものです。板橋の宿は江戸の外だったような・・・
約10日ほどの間、パソコンはあっても暗室はなし、スキャナーもなしの環境になります。
その日になるまで何を描くか決まっていないので、原稿用の写真をメモリースティックにセーブして行くことも出来ません。適当にセーブして行ってそれを使うのと、浦島太郎のお江戸見物記でも書かなくてはいけませんね。一応デジタルカメラも持っていますからね。
なるべく休まないで書くつもりです。
かつては上京するといえば、『夜行寝台・那智号』でした。それが、下火になってきた頃、『ブルートレイン』などという呼び方がはやりましたね。言葉だけはやって客は減り続け、全国カバーしていた夜行列車は廃止されてゆきました。
時間が有効利用できる、夜行列車が無くなってすごく不経済になっていたのが、近年では『夜行バス』と言う安い交通手段が出現しました。
ここ南紀からも、池袋東口経由大宮までの夜行バスが三重交通と西武鉄道の共同運航で走っています。
運賃はJRよりはるかに安いです。しかし・・・
しかし、なんです。
ほぼ同じ距離を走る夜行バスの「大阪ー東京」などに比べるとかなり割高です。
競合路線はないし、客も少ないのかもしれませんが、大阪線の5割り増し以上なのです。
仕方ないですが・・・これも田舎ゆえでしょうか?
古より、熊野は山の果て、地の尽きるところゆえにありがたかったのです。
いまでも、日本の中では山の果て、地の尽きるところです。ありがたさは変わっていません。