LUZの熊野古道案内

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2007年 04月 06日

熊野の旅 伊勢路 3 三瀬谷

 『三瀬谷駅』は紀勢東線側の途中駅では昔から大きな方でした。
 大台山系へつながる渓谷のそばにあり、一段高い場所に集落があります。
 家の前に川があっても簡単に川原に下りることの出来にくい地形です。見方によってはすばらしい渓谷なのですが・・・
 ここの基幹産業はやはり林業だったのかと思います。
 この周辺の中核の町として発展したところなので、病院・警察署などもあります。近年では道の駅、大型スーパー、薬店なども国道に面して立ち並んでいます。いったいどこから客が湧いて出るのかと思うくらいです。
 三瀬谷駅は今のローカル駅では珍しい『有人駅』です。昔ながらの出札口と改札口をかねた窓口があります。
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 こうした雰囲気はいかにも『駅』らしいものですが、こう感じるのも、私の年代はこのような駅が全国にある時代に旅をしたからでしょうね。若い人にとってはどのように見えるのでしょうか?大きな駅でさえ、やたらと人は居るが、出札も改札も駅員の顔を見ないようになっていますからね。
 態度の悪い駅員なら居ない方がよいといわれた時代もありますが、良い駅員まで居なくなっては・・・
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 通勤通学時間になると、駅前から町営バスが出ているようです。
 三重県下は津々浦々まで三重交通の路線が敷かれ足になってきたのですが、過疎の進行と自家用車の普及で乗客が減り、ほぼ全線赤字になりました。随分前から、各自治体と三重県が三重交通に対し路線維持のための補助金を出しています。しかし、これをしても、昼間の便だと一台に数人しか乗らない、通学時間にさえ子供が居なくなって満員にもならない路線が増えて、路線休止や廃止が続いています。
 ここの町営バスも、補助金ではもはや解決できないため、町営バスと言う方法になったものと思われます。運行は三重交通委託でしょうかね。
 この形態のバスは全国で増えていますが、この形態のバスすら維持できなくなる集落が増えてくるのでしょうね。
 今は、自家用車が走っていますが、もう少しするとその自家用車を運転できる年齢ではない人ばかりの集落が出てきますが・・・その頃にはバスもなし・・・
 伊勢路もこの山間部や志摩地方のリアス式海岸部など紀州同様地形が複雑で、風光明媚でも不便なところが多いですからね。
 よその人は、『きれいなところですね・・・』『いいところにお住まいですね・・・』などと言いますがね。
カメラは コンタフレックス+プロテッサー35mm

by je2luz | 2007-04-06 10:25 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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