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LUZの熊野古道案内

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2007年 02月 26日

熊野の旅 夕張ではありませんが・・・

 ご存知の方も居られると思いますが、世界遺産指定に自治体が血道を上げるのは、真に観光振興で地元が潤い、飯が食えるようになると思っているからではありません。便乗して公共事業ができるからと言う面が強いのです。中には、本当に観光産業が急浮上すると考えるお馬鹿さんも居るようですが・・・
 今では地方の失敗例の代表に上げられている夕張ですが、破綻が表に出るまでは。観光開発に熱心な地方自治体としてマスコミも取り上げ、各地からの『先進地視察団』もたくさん訪れていたものです。
 こうした自治体にとって負担が増えて行ったのは『箱物』を作り続けたからです。
 『箱物』は作るときは簡単ですが、それを維持、運営することが大変です。
 建物が立派であればあるほど維持管理だけでも金がかかります。民間ならやらないような無意味な過剰投資を平気でやります。
 熊野古道関連の三重県側だけでもどんぢおんこれが行われています。
 尾鷲には『県立熊野熊野古道センター』がオープンしました。3万9千平方メートルの敷地に、『多目的交流棟』、『展示棟』、『研究収蔵棟』と、三棟が立ち並ぶ立派なもので、総工費約21億円と言われます。県費ですが公共のお金です。市民一人8万円ほどですか・・・役人とすれば大したこと無いのかもしれません。そして、見込まれる運営費は約6000万円だそうです。月に500万円です。これはあくまでも計算上でズルズルと膨れ上がるのは間違いないですね。
 運営は地元のNPO出そうです。NPOってのも眉唾物が多いのですが、まともであることを祈ります。
 それに負けじと熊野では、消えていたはずの『紀南交流センター』が息を吹き返し、『紀南中核的交流施設』などというこれまた、客の見込めないものが建設開始されました。こちらは総工費30億円だそうです。市民一人15万円です。三重県ってお金持ちですね・・・・
 こちらのランニングコストは分かりませんが、かなりの部分を民間にやらせるつもりでしょうが、目茶不便な所に出来る、目茶コストのかさむ施設に入って負担する地元企業があるのかどうか???昔にこれが浮上した時も民間側は総論賛成、各論反対でした。
 『結構な企画ですが、うちは出店できません・・・』
 国道脇の一等地?に作った御浜町のピネでさえが採算が見込めず地場産業の参入が無く、お役所がやったものもパンクしてゆきましたからね。
 熊野古道のお客様も、すでに激減し始めています。日本中が世界遺産ですからね。
 熊野古道歩きの人にはこんな近代的な会館など興味が無いはずです。興味のあるのは、首長、お役人、建設業者位のものでしょう。
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by je2luz | 2007-02-26 11:23 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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