LUZの熊野古道案内

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2007年 02月 17日

熊野の旅 熊野市立波田須小学校旧校舎

 取り壊し予定の古い校舎ですが、文化財的な趣があります。
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 段々畑を広げて作った敷地に積み上げて作った学校で、三段になっています。
 これは一番上の段で、手前が校長先生の官舎で、向こう側が校舎です。
 家庭科の教室などがあったようです。新校舎が建てられて引っ越してからは一時期教員住宅に一部改造したような跡が残っています。教室のほかには便所も残されています。
 今は校長先生の官舎も教室の方も空家になっています。そして、取り壊しの入札が行われたとか言いますが、上の国道まで20mほどの落差が在り、狭い石段しかなく、重機の類が一切入らないし。搬出も人力か架線をはるかしかありませんから、誰も請け負わなかったとか聞きます。おかげで、この建物もまだこうして建っています。
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 新校舎が建ったのが昭和20年代だそうですから、この便所もそれ以降はほとんど使われていないのでしょうが、個人用の小便器など付いていません。こうした形のものは戦後しばらく迄、液の公衆便所などにも沢山在ったのですが、いつのまにか姿を消してゆきましたね。もちろん、水洗なんかにはなっていません。大の方もポットン便所です。
 この下に一般教室のある後者の敷地があり、さらに一段下に運動場がありましたが、この二つはずいぶん前に払い下げられて一般住宅が建っています。運動場の跡地に建っている一般住宅は私の家とほぼ同じ頃のもので1972年(昭和47年)頃ですから、その頃には払い下げが終わっていたと言うことですね。
 運動場跡は二つに分けられ二人の名義になっていますが両方あわせても150坪くらいのものでしょうか。狭いものです。それでも、平地の無い波田須では、人力で造成する時代に、この敷地を確保するのも大変だったのでしょうね。
 一輪車も使えない狭い石段しかない通学路ですが、眺めは抜群です。
 校舎の向こうには『徐福』が渡ってきた海が見えます。
 のんびりしていて、勉学の意欲よりも一日昼寝をして居たいような景色です。
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カメラは フジカST605N+クルタゴン35mm

by je2luz | 2007-02-17 11:00 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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