LUZの熊野古道案内

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2007年 02月 07日

熊野の旅 昭和の生活用品 6

 いつの間にか完全に姿を消したものが下の写真にある籠です。
 元々、素材は羊歯(シダ)の茎でした。
 表面がツルツルで耐水性もあるので洗って水気を切った食器などを入れるのに使われていました。この地方の家には一つや二つあったものです。
d0045383_10281643.jpg

 この籠は少し細い材料で作られていますので「ウラジロ」の茎ではないような感じですが、地元の「ウラジロ羊歯」で作った、もっとごついものが多かったように感じます。
 竹も扱っていて壊れかけると手に棘が刺さりよい物ですが、この羊歯と言うものも固い繊維なので壊れかけると怖い物です。
 しかし、その美しさと水をはじく性質から珍重されていたのでしょう。
 編み方はほとんどこのようなもので、普通の竹ザルのようにふちを補強することは素材の関係で出来なかったようです。
 本当にいつの頃からか作られなく成り、家庭からも姿を消してゆきました。
 竹篭やザルは東南アジアからの輸入品が随分入っていますが、これは無いようですね。

by je2luz | 2007-02-07 10:36 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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