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LUZの熊野古道案内

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2007年 02月 04日

熊野の旅 昭和の生活用品 4

 昭和と言っても60年余っての長い御世でしたからその間に随分生活様式は変わって行きましたね。
 今日取り上げた『火鉢』なるものも、すっかり姿を消しましたね。
 今、これを見かけるとすれば、お寺さん、民族資料館・・・後はお庭ではすが植わっている・・・こんな所でしょう。
 これを追い出していったのは石油ストーブでしょうね。
 物凄く臭くて目がちかちかして・・・なんて良いながらも段々普及していって、それと共に火鉢が物置に追いやられ、物置が狭くなると捨てられる事となったのです。
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 これは大きい『座敷火鉢』で座敷の中心になる存在でした。
 これは中の灰も健在です。それにやかんを掛ける五徳もちゃんと残っています。
 冬になり炭火を入れるとその熱を利用してお湯を沸かしていたものです。載せるのは鉄瓶が良く似合いますね。
 我が家にはけや木で出来た『角火鉢』もありました。兄貴が改築する前には通り抜けのたたきの通路に面した部屋に座っていて、ばあちゃんがいつもその前に座っていました。時代劇に出てくるスタイルです。
 角火鉢でも、写真の座敷火鉢でも物凄く重く簡単に動かせるものではありません。一度すわるとずっとそこに居るような代物です。
 火鉢なんてものは大きくても部屋が温まるほどのものではありません。
 火鉢を取り囲んで手をかざして暖を取る訳です。お陰で、話に花も咲いた訳ですがね。これはコタツも同じことですね。
 今では部屋を暖かくするのでみんなバラバラ、さらに贅沢に色んな部屋を暖めるので同じ部屋に集まることも無い・・・家庭を暖めるものがなくなったのです。
 大きな火鉢でもせいぜい4・5人しか手をかざせないので、何かあって人が大勢集まる時には小さな『手あぶり火鉢』が出されました。直径1尺程度の軽い物です。
 これを4・5人に一つずつ位出したのです。
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 これはかなり新しいもののような感じですが、揃い物でなかったので私のところに残しましたが、本家には柄をそろえた『手あぶり火鉢』が10個ほどあります。
 子供の頃に座敷に並んでいるのを見たことがあります。
 座敷中の人が火鉢を中心にした小さな円になって談笑していましたね。これも、コミュニケーションを保つのに役立っていましたね。
 今の時代にこうしたものを使おうとすれば燃料の炭が高くて大変ですね。
 物置に柄の違う灰の入っていない座敷火鉢が一個あるし、はてさて・・・この火鉢をどうしたものか・・・私の家も昭和に建てましたが後半なので飾り物の火鉢を置くような家の造りではないですしね・・・

by je2luz | 2007-02-04 11:24 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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