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LUZの熊野古道案内

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2007年 02月 01日

熊野の旅 昭和の生活用品 1

 以前、中国では『自力更生』などという言葉が叫ばれ、最近日本では『地産地消』などといわれますが、高度成長期に入るまでの日本ではこのスローガンに近い生活が営まれてきたのです。
 食べるものも、米や幹部綱のの輸送に耐えるものは全国から江戸や大阪に運ばれましたが、青物や魚介類は地産地消しか出来なかったのです。
 その時代は機械生産出来るプラスチックなどと言うものが無かったので、生活用品も手作業で作られていました。
 農村の農作業用から町場の生活の中まで広く使われていたものに、『竹製品』があります。大きさや目の粗さ、形、地方。家庭によって呼び名は色々ですが、『ざる』や『かご』の類です。
 これは日本だけではなく竹のある場所では竹を使って。竹の無い場所では蔓や木の皮を使って作られているほど人類に共通の道具です。
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 これなどは古くからある形の『籠』で、うちのじいさんなどは「わきかご」などと呼んでいたように思います。畑でいもや野菜を収穫し、小脇に抱えてくるからでしょうか?多少の大きい小さいはあっても、脇に抱えられる大きさの物です。
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 これは随分上品に作られたもので、夏みかんの収穫の時に使っていた記憶があります。目荒ですから用途も翳られてきますね。
 こうした目荒の籠でもっと大きく、紐が付いていて天秤棒で担ぐ『目籠』なんてものも竹で出来ていましたね。これは、のちに太い針金で作られるようになっていましたが・・・
 物を運ぶかごも用途により実に色々作られ、土地によって形も変化していました。
 その土地の生活様式に合わせたものに進化して言ったのでしょうね。
 我が家でも、百姓をしていた山間部の方の家と、町中の家と二軒ありましたから、それに合わせて使い道の違う籠・ざるが一杯ありました。そのほんのイチゴが先日の引越しで出てきたのです。
 この手提げの籠は筍を掘る時にも今でも持って行ったりします。竹篭は軽くて便利な物ですが、保管の時に場所もとりますし、雨ざらしなどするとすぐに駄目になりますから、今の生活には合わないでしょうね。

by je2luz | 2007-02-01 11:47 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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