LUZの熊野古道案内

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2007年 01月 28日

熊野の旅 有馬田圃

 紀伊半島は平地の無い所です。
 紀勢線の列車や国道42号線で熊野に向う時、東側からだと松阪を出てすぐに伊勢平野を離れ競れ以南は山間の狭い景色の中を走ります。西側のルートでも和歌山市を出て紀ノ川の河口の平野を過ぎると海岸線のがけっぷちを走ることになります。車窓から見える平らなものはどちらから来ても海だけです。
 紀伊半島はかつて紀伊山脈と言われ、今では紀伊山地といわれる山々で作られていて、その山塊がそのまま海に突っ込んでいっているのです。
 この熊野市周辺でも平らな戸のろがあるのは有馬中学の前に広がる有馬田圃だけです。
 この有馬田圃は七里御浜を形成する砂利浜に邪魔をされて出口の無くなった『産田川』が作り出した沼地です。その分まっ平らな田圃になっていますが、台風シーズンともなると産田川と志原川の河口閉塞で水浸しになります。
 この有馬田圃の下流部分は『山崎沼』と言われる本当の沼地、遊水地でした、今では熊野市の最終処分地としてどんどん埋め立てられ、更には心身障害者の施設建設、市営グランドや公園の造成でほとんど姿を消しています。その影響で一寸した雨でも道路が冠水して通行止めになるように成りましたね。
 この有馬田圃や山崎沼のある有馬や漁港のある木本は冬でも暖かで餌が豊富なのでこの一体のトンビが冬になると集まってきます。
 カラスは集団でとまっている事が多いですがおよそトンビが数十派も群れている光景は冬場しか見られません。
 枯らすより強い猛禽のはずですが、トンビの方が人間にはおとなしく静かなものです。それに、不気味さはあまり感じませんね。
 このトンビたちも渡りをするわけではないのでしょうが、暖かくなると随分少なくなります。
 山の好きなトンビたちが大又川、北山川、熊野川方面に帰ってゆくのでしょうね。
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by je2luz | 2007-01-28 11:34 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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