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LUZの熊野古道案内

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2007年 01月 23日

熊野の旅 金山パイロット 続き

 金山パイロットのミカン農園を方向転換しようという動きは、ミカン畑の不振や国の蜜柑園減反政策の推進などで古くからありました。
 そこに降って湧いたのが『リゾート法』です。もう、地元の人でも忘れたでしょうが、拠点を定めて国費を入れてリゾート地を作ろうと言う物凄い法律です。列島改造論の上を行くものです。
 これは『民活』と言う言葉を施策に取り入れたもので、指定地を開発する民間企業を募集し、その開発には行政が全面協力し、道路や上下水道など必要なインフラ(嫌いな言葉)を整備する約束をするものです。
 この指定は県単位ですが三重県は『東紀州』と言うくくりで熊野や尾鷲を含んだ地域の開発を掲げて立候補しました。そして、宮崎県共々当選しました。
 それの宮崎県での残骸が『シーガイア』です。
 熊野ではこのパイロット農園をつぶしてゴルフ場を作り、かつての『熊野原発』の候補地にリゾートホテルを建てるというものでした。
 巨費を投じて青写真が作られました。当然、見込み客数などの計画概要もコンサルタント会社により作られました。
 立派と言うより馬鹿らしいほど夢物語でしたね。
 日本中にゴルフ場が計画若しくは工事中で、すでにゴルフ場の破綻が始まっていた時代です。大阪、名古屋からだと、一時間ほどで色んなゴルフ場に行けると言うのにこんな僻地にぎりぎり18ホールと言うコースを作って・・・
 高島屋系のオレンジホテルと言うリゾートホテルが維持できず廃墟になっているの、新しいリゾートホテルを建てようなんて・・・
 旨い具合にこれらの計画には乗ってくる民間企業が無く頓挫してくれました。
 心配したのは各地で発生していたように、工事着手して頓挫するゴルフ場の一つに成り、身動きが取れなくなるということと、建てたホテルが再び廃墟として惨めな姿をさらすことでした。
 このリゾート法は成立時には三重・宮崎・宮城だったと思いますが、国会議員の偉い先生方の骨折りで全国二十数県が指定されることなり、重要拠点などと言うことはどこかに飛び、巨額の公共事業誘致手段と化したのです。当然、ほとんどがパンクしました。
 そういえば、今日、世界遺産申請の候補地が決まるはずですね。
 これと一緒です。日本中が便乗したがって意味がなくなったのです。
 パイロットにはまだ続きがあるのです・・・
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by je2luz | 2007-01-23 12:09 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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