LUZの熊野古道案内

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2007年 01月 22日

熊野の旅 金山パイロット

 日本が高度成長に入る頃に企画された大規模国営事業には『パイロット』などという冠が付けられました。そのはしりの一つが熊野市にある『金山パイロット』です。
 『金山』は「かなやま」と読むのですが名前の由来は知りません。胴とか鉛とかでも取れたのでしょうかね。
 『金山パイロット』は国営事業として大規模なミカン農園を作る事業でした。古い小さなミカン畑や雑木山をブルドーザーで押し均して蜜柑園を造成しました。
 出来た農園は立派なもので縦横に作業道が走り管理のしよいものでした。しかし、造成方法に根本的誤りがあり、表層土を取り除いた岩と赤土部分を削岩機で暗い他のうちに植えたミカンは思うように成長しません。そのために、その頃は盛んだったチップ工場や製材から樹皮を集めてがけの上から落として積み上げて肥料にしようと言う事業をやりました。しかし、慈悲を積み上げただけではきちんと発酵してくれません。さらにこれを農園に施肥することも大変です。一番問題なのは中まで痩せた土地に火事を植えてしまっているので、今更、元肥に出来ないし、根元に施肥しても土は肥えてきません。
 造成地の払い下げを受けて運営したのは地権者を中心とする人で作った協同組合です。
 痩せた土地へ植えたミカンは思うほど収穫が上がらず、味も酸っぱいものでした。散々苦労して少しまともになりかけた頃には日本中に国の勧めでミカンを植えたのでミカンが過剰になって価格が暴落しました。
 金山パイロットの目玉に『ミカン狩り』がありました。これも、計画当初はまだまだ娯楽施設も少なく見込みがあると思われたのかもしれませんが、国道42号線の改修も出来ていない遠隔地には都会の人は中々来てくれませんでした。そして、国道の改修が出来た頃にはレジャーも多様化して今更ここまでミカン狩りに来る時代ではなくなりました。
 そこで出てきた計画などについては次回に書きます・・・・
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by je2luz | 2007-01-22 11:53 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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