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LUZの熊野古道案内

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2007年 01月 14日

熊野の旅 昭和14年頃大泊

 非常に分かりにくい写真ですが、昭和14年前後の大泊です。
 建物は製材所です。ここには戦後もずっと製材所があったのですが、今はなくなって海水浴などの駐車場になっています。
 向こうのほうに見えるのは大泊の集落ですが、堤防はありません。
 木本隋道が出来て大泊まで自動車が入るようになり。川には木製の橋がかかっているのが見えますが、まだ佐田坂は出来ていません。国道は木本町から評議峠を越えていた時代です。
 大泊の集落もまだ小さなものです。
 この集落は東南海地震の津波で壊滅的な被害を受けたようです。
 この地震の記録は全くと言って良いほど残っていません。新聞社などの記録も群によって接収され廃棄されたようです。津波の後では沖合いに家や家財の残骸とともに死体も浮いていたそうですが見事に記録が消され、それとともに人々の記憶からも消え去ってしまいました。
 当時子供であっても記憶に残るほど大きくなっていた人はすでに70歳の半ばを越えています。まして、復旧などに駆け回った男たちはほとんど居なくなってしまいました。
 当時には無かった堤防が出来ているとはいえ、今もこの川はそのままです。川をさかのぼった津波が堤防の無い部分から集落を襲うのは防ぎようが無いでしょう。
 集落が当時より少し大きくなっているのと、老人ばかりになっているのが災害のときに胴出るか不安になるところです。
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by je2luz | 2007-01-14 12:58 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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