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LUZの熊野古道案内

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2006年 12月 28日

熊野の旅 正月準備 3

 熊野には、取り立てて言うほどの正月行事があるわけではありませんが、正月の料理では他と少しだけ違うものもあります。
 今の家庭では、もう見かけなくなりましたが、この辺りの売る良い江では『寿司箱』と言うものがありました。大きさは、小さくても大体サンマの寿司が7・8本並ぶ大きさです。底も蓋も中に入り込む形の、『押し寿司』の箱です。
 この箱が用意されるほどサンマの寿司は大量に作られました。
 寿司を作る時は、このほかに『のり巻』は当然作ります。そして、定番の『お稲荷さん』、これはこの辺では『アゲの寿司』と言います。このほかでは『だて巻』と言う実に食べにくい物も作りました。今でも、折り詰めなどには一定折ることがありますが、普通の太巻きの『のり巻を』を芯にして更に寿司飯を入れて、甘めの玉子焼きで巻いた物で、とても口に入らない物です。
 この寿司は他でも見かけますが、紀州で割りとポピュラーなのに他では少ないものに、『コブの寿司』があります。
 『コブの寿司』とは『昆布の寿司』です。大阪が昆布の集散地であったことから生まれたのでしょうが、「すしこぶ」と言われる、表面を削って半透明な良質の薄い昆布です。『ばってら』の表面に貼り付けてあるものです。のり巻と同じ太さに巻ける大きさが必要です。
 以前は乾物屋だけでなく地元のスーパーでは目立つ所で売っていたのですが、今では正月前でも目に付く所には出てきません。
 家庭で巻き寿司やサンマ寿司などを作ることが減ったし、海苔巻きやお稲荷さんに比べ、子供向きじゃないのでどんどん減っていったようです。それでも、既製品の『コブの寿司』は、売っています。
 『サンマ寿司』に並んで熊野の味ですから、熊野古道歩きに凝られたときにはぜひ、ご賞味ください。料理屋で食べるようなものではないです。記念通りの市民会館の近くの『ヤマカ』さんと言うお惣菜屋さんにあると思います。スーパーオークワにもあるかもしれません。
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by je2luz | 2006-12-28 10:35 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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