LUZの熊野古道案内

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2006年 12月 24日

熊野の旅 他所並みに・・・

 今年はサンマが小さめで安かったようですが、熊野ではサンマは小さいもが喜ばれました。
 過去形で書いたのは、食生活の変化で他所並みに『油の乗ったサンマ』が普段は喜ばれるようになってきたからです。
 冷蔵庫に普及で生のサンマが簡単に保存できて食卓に登るようになったから、ジュウジュウ言うサンマが美味しいと熊野でも言われるようになりました。
 昔はサンマは丸干しは味醂干にして日持ちさせたものを食していましたし、正月をはじめ結婚式でも山に神でも何かがあれば必ず『サンマの寿司』を作ったものです。
 こういう食品にする時は、油の乗ったサンマでは旨く出来ません。
 丸干しは旨く乾燥せず腐りそうになります。味醂干は一軒乾いたようになりますが、焼くとベチョベチョですぐに焦げます。寿司に到っては、寿司のネタ、『寿司菜』にするために酢に漬けてもはじかれてしまって絞められません。一見きれいな寿司になりますが、酢の効いていない寿司は日持ちもしません。
 昔はこんな食べ方でしたから、脂があると困ったのです。
 今でも、干物加工用と寿司用は小型で油の無いのが必要なのです。
 『今年のサンマは小さい』などと言われていましたが、中途半端に小さく油が少ないだけで、熊野の欲しがる痩せたサンマではなかったのです。
 ここに来て、ようやく油の無いサンマが上がりだしたようです。正月の寿司用にかろうじて間に合った感じです。これで、丸干しも本当に美味しいのができるでしょう。
 このサンマ、焼いても煙が出ません。ジュウなんていいません。ダイエット食品並みですね。生食用ではなく加工用になるので、一杯獲れても漁師さんはお金になりません。どうやら今年は豊漁貧乏になりそうです。
 下のような大きなサンマでは本当に美味しい丸干しにはならないのです。
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by je2luz | 2006-12-24 12:32 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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