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LUZの熊野古道案内

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2006年 12月 01日

熊野の旅 木本の町屋 坪ノ内

 木本の町屋は京都と同じように間口が狭く奥行きばかり深い敷地に立っているので、同じような配置になっています。
 まさか奥行き20間ほどそっくり家を建てるわけにも着きませんからね。
 間口3間とか3間半しかないのですから両脇は隣の家とぴったりついています。最近では外壁の途端を貼った壁の部分を立ち上げたりしますが、昔からの家は隣とのわずかな隙間を覗いて外壁を張ってない方が新しい家だと分かるのです。人間も入れない隙間ですからそうなるのです。
 そんな建て方で両脇には明り取りも通気口も無いのですから。表側と裏側の一間ずつしか光は入りません。昔の天窓を使っても真ん中に一つ部屋を取るのが精一杯なのです。
 今でこそ通り抜け通路の無い家が多いですが古い家なら聞かなくても間取りが分かるくらいです。
d0045383_12215294.jpg

 そんな、町屋ですから表側(本町)に母屋を立て真ん中に庭を残して裏側に離れの隠居所を立てたり物置を立てたりしています。
 その中庭をこの辺では『坪ノ内』よ呼んでいました。この苗字もこの辺にはありますが、この呼び方もなくなってきています。
 この中庭があるのでたて込んだ町中でも洗濯を干したりいろんなことが人の目を避けて出来たのです。
 この写真の場合、隣の家はこの中庭部分にも家を建ててつなげてしまっています。木本の町やと言うものはこのように決してすみよいものでは無いのです。ただ、よそから来ると、ちょっと風情があるように見えるようですね。京都、飛騨古川・・・私などのようにこの家で暮らしたことのあるものからすると、建て替えても良い家にはならないしお気の毒・・・などと見えてしまいます。

カメラは フジカST605N+Cクルタゴン35mm
熊野三山と熊野の地図へ   ←←←←をクリックすると案内図が開きます。

by je2luz | 2006-12-01 12:26 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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