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LUZの熊野古道案内

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2006年 11月 28日

熊野の旅 高速道路を紀州路へ

 『高速道路を紀州路へ』なんて立て看板があちこちに見られたのは何時ごろだったのでしょうね。もう、30年も余って前だったような気がします。最近では、とんと見かけなくなりました。
 高速道路への漠然とした期待は未だに持っている人が多いようです。
 この話題を取り上げたのは『尾鷲・熊野高規格道路』の続き、今度はその北側の『尾鷲・紀北町』の間の高速道路が着工されたからです。
 こちらは本来、『公団』の道路のはずなのですが、こんな建設費どころか維持費も出ないような道路を採算の問われるようになった会社は幾らなんでも作れません。
 そこで登場するのが『国直轄事業』とか言う抜け穴です。つまり、民営化して『作ってはいけないという道路』を国が作っちゃおうと言う話です。
 この区間の高速道路もその手法で工事されます。地形の悪い所を抜けるので6割くらいがトンネルです。出たら今度は長い橋でしょうね。
 この方法だと地上部分での土地賠償も少なくて済み、反対運動の幅も狭く出来ます。たとえ自分の山でもその下をトンネルが抜ける分には地権者は何も言えない訳ですからね。おまけにこの区間には大きな町も無く、山をぶち抜いても水脈を断ち切って水道の水源が切れるということもありませんしね。工事中の大量出水が怖いくらいの物です。
 あと10年ほどで高速道路・自動車専用道路もここのそばまで近づいてきますね。その頃は私も運転をやめる頃です。熊野市の人口もかなり減っているでしょうね。そして、日本中に世界遺産が出来て熊野古道など本のマニアだけが知っているものになっているでしょうね。
 北海道の道路を『熊の歩く道路』とか報じて代議士を悪者にしていましたが、この道路もヒグマがツキノワグマに変わるだけでさほど変わりは無いでしょう。
 テレビの報道・・・『この道路は地域の産業や観光に大きな働きをすると期待されています・・・』だ、そうです。税金無駄遣い、無用公共事業を追求する番組を作るテレビ局もめでたい日にはご祝儀報道です。
 全国の皆さん、道路を作っていただいてありがとうございます。何も御礼が出来ませんから、完成の暁には高い通行料にもめげずにぜひ南紀にもおいでください。
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by je2luz | 2006-11-28 13:28 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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