LUZの熊野古道案内

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2006年 11月 24日

熊野の旅 新宮港・第三埠頭

 なにやら、昔からやっていた新宮港整備の査収段階が完成したそうです。
 よそ様のことですが、日本の金を使うのですから多少は文句を言ってよいかと思います。
 この新宮港に第三埠頭が完成して記念式典が行われたと奉じられました。
 偉い人の祝辞では『この新宮港の完成を起爆剤として・・・』式のことが言われていました。
 よくも白々しくこんなことが言えたものです。
 本当なら、『完成が遅く、最早、使い道もあまりないのですが、何とか無駄にならないように、活用方法を模索したいと思います』でしょうね。
 典型的な公共事業で計画して完成まで延々と掛かり、有効性がどうあろうと、世の中が変わろうと続行すると言うものです。
 この港が計画された頃にはすぐそばに巴川製紙が稼動し、近隣の材木によるチップでは、全く足りず船によって大量に運ばれていました。又、この周辺の木材集散地の歴史的背景から製材業もまだまだ盛んで北洋材まで陸揚げされていました。
 しかし、この三号埠頭に着工する頃には製材業はほとんど姿を消し、外材をこんな遠隔地で製材することはなくなっていました。そして、巴川製紙の工場が閉鎖され、物の流れはなくなりました。
 かつて、長距離フェリーの時代だといわれ、鳴り物入りでこの対岸の宇久井港にサンフラワーが寄港して賑わったこともありますが今では・・・
 こんな時代に過剰投資の港は完成しました。
 更に面白いのは、南紀は目の前が熊野灘ということもあり、海は荒れよいのですが、完成記念事業で、熊野古道見物に来ていた船のお客さんが上陸できなかったそうです。
 問題になるほどの低気圧でもないのに・・・
 当てにならん港です。
 これだけ悪口を書いておけば、年に一回でも観光船でも寄港してくれれば上出来のニュースに出来るでしょう・・・
 写真は1983年11月新宮港に寄港した帆船の光景です。『海王丸』だったっけ?これが第一埠頭のはずです。
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by je2luz | 2006-11-24 13:12 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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