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LUZの熊野古道案内

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2006年 10月 27日

熊野の旅 隆盛をしのばせる・・・

 熊野市の中心、木本町が栄えたのは紀勢西線の終点であった頃です。紀勢本線が全通した昭和30年代の半ば頃からは時代の変化と共に人口の減少も始まりました。そして、地元の人が始めた『主婦の店』チェーンの『オークワ』と言うスーパーマーケットの出現が小さな町の商業の地図を塗り替えました。
 木本は古い方の『本町通り』と皇紀2600年にあわせて命名された新しい都市計画道路の『記念通り』の二本の道で構成されています。記念通りが出来てもまだまだ本町通りは老舗も多く、近在の買い物客も足も本町に向かっていたのですが、記念通りにスーパーが出来、スーパーでの買い物が人々の習慣になると共に買い物客の足が記念通りに向くようになりました。
 駅からも近く、バス通りでもある記念通りと、狭いためにバスも通らなくなった本町の差は歴然としていました。
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 本町通りは当然のように専門店の通りです。500mほどの通りなのに酒屋が4件酒問屋が1軒あるくらいでした。金物屋3軒、呉服屋2軒、履物屋3軒・・・アイスキャンディー製造販売も4軒もあったくらいです。良くこんなに同じ業種が並んでやって行けたものです。茶碗やなど本当にすぐそばで向かい合っていました。
 最初は中心が記念通りに移ってゆくと言う減少でしたが、途中からは何処の田舎でも見られる全部が落ち込むと言う方向になって居ます。
 パイが小さくなったのにスーパーが二社三店舗、ホームセンター二社二店舗、大型薬局二店舗など近郊型の大型店舗は一人前に揃っています。
 当然のように個人商店は跡継ぎを作ることも出来ません。閉鎖した店や当代限りの店が並ぶことに成ります。
 熊野古道散策などには鄙びた良い町並みに見えるでしょう。鄙びているのではなく寂れているのですが・・・
 お待ちください。この通りが石畳のある道路に生まれ変わります。勿論、世界遺産効果です。意味がなくても予算が付いてきますからね。そろそろ工事にかかります。
 熊野古道を歩いて先人の苦労とエネルギーの大きさを感じ、町に下りてきて現代人の愚かさを感じるのもいいかもしれませんよ。
 この膨大な税金投入が無駄にならないように、せめて皆さんが熊野古道歩きに来てください。
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熊野三山と熊野の地図へ   ←←←←をクリックすると案内図が開きます。

by je2luz | 2006-10-27 12:32 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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