LUZの熊野古道案内

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2006年 10月 02日

熊野の旅 とっさの時どうする? 風

 ここ紀伊半島の南の方でも、潮岬から向こうは山の西よりの斜面になり、こちら側は東よりの斜面になります。そのため、風と言う面に関しては結構差があるようです。
 風に差が出るということは台風の時の雨の降り方も違うようで。こちが側の東よりの斜面の方が近づく台風の風が山に当たる、風の運んでくるくもが山に当たる、と言うことで雨が多くなり、集中豪雨も起きよい様です。来る時の風が少し弱い西より斜面の所も通り過ぎてからの返しの風は真直ぐ当たるようです。
 この違いは、台風の時だけでなく年間を通しての風にも違いがあるようです。
 紀伊山地はせいぜい1000m級の山があるだけで日本アルプスのような高い山が連なっているわけではありません。ほぼ全山緑に包まれた山々のものすごい固まりが紀伊半島のほとんどの部分を占めているのです。
 この山々が適当に風を和らげているのか、この辺は台風以外の時には割りと風は穏やかです。季節風も上州の空っ風のようには吹きません。
 だからだと思いますが、この辺りの山では尾根に生えた木々は背は伸びず少々いじけては居ますが、きちんと緑の葉を付けた物です。風の強い地方のように天辺が枯れ枝になるようなことはほとんどありません。西斜面に行くと周参見の近くには『枯木灘』と呼ばれる所があり、そこを望む海岸の木々の天辺は見事に枯れ枝状態です。塩を含んだ返しの風にでもやられるのでしょうかね。台風の来る時の風はほとんどの場合雨を伴っていますから塩害はおきないのです。
 この地方はこうして風に関しては穏やかの所です。特に三重県側の熊野古道は海に近く、東斜面を通りますから冬の季節風がほとんど吹き込まないので真冬でも歩けば汗ばむようなルートです。
 ただ、台風シーズンには充分気をつけないと大木を根からひっくり返すような風が吹くときがあります。直撃の台風は減っている感じですが、何処を通っても台風の風はこの山に当たります。年に数回のことですがこの時だけは熊野古道散策には来ない方が良いでしょう。
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 穏やかな冬の海です。
 遠くに見える山並みが来たからの風を弱めてくれるからです。

 

by je2luz | 2006-10-02 14:02 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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