LUZの熊野古道案内

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2006年 09月 14日

熊野の旅 秋が来ると・・・

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 どうもすっきりしない写真になってしまいましたが、熊野路では稲の秋はほとんど終わっています。稲刈りは秋真っ盛りとか晩秋というイメージからは程遠くなってしまいました。
 『あきのたの かりほのいほの ・・・・』などと言う詩に歌われた田の光景は物悲しい感じがただよぷのですが、いまだと、まだまだ太陽も強くイメージが合いにくくなります。
 近年はこの季節になるともう青切りミカンが出荷されています。青切りではなく完全に黄色くなった温室ミカンが出ていますね。
 本来の温州みかんですとまだ青く小さなまん丸な実の状態なのです。当然、酸っぱくて食べられる代物ではありません。しかし、スダチ代わりに使うには丁度いいのです。大体、ミカンは実をたくさん付けすぎるので、摘果して捨てるのですから、このように青い実を採って『ミカン酢』にして使っても収穫に問題ないのです。
 よくしたもので、この『ミカン酢』の時期になるとそれに合う食材が獲れ始めるのです。
 海からは『豆鯵』です。普通に料理するには小さ過ぎて面倒なものですが、『たたき』にするにはもってこいなのです。高地の『たたき』では無く文字通り『叩いた』ものです。はらわたを取った豆鯵をまな板の上で二丁の包丁を使ってトントントントン叩いて骨も全部なくなるまで切り刻んだものです。見かけはミンチですが、ミンサーやミキサーですりつぶしたものと包丁で叩ききったものでは鯵に違いがあります。
 灰色のあまり見場の良い食べ物ではありません。もう少し大きな鯵を三枚にさばいてお刺身にした方が料理らしく見える代物です。
 この『鯵のたたき』には『ミカン酢』が付き物です。まあ、ミカンの香りで多少ごまかすということかもしれません。
 昔は、このシーズンの夕方、木本の町を歩くと家の奥からトントントントンと鯵を叩く音が聞こえたものです。最近ではとんと聞かなくなりました。スーパーで機械で作ったものは売っていますが・・・
カメラは メダリスト II ・ エクター100mm

by je2luz | 2006-09-14 12:34 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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