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LUZの熊野古道案内

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2006年 09月 08日

熊野の旅 国道311号線 無人市場


熊野の旅 国道311号線 無人市場_d0045383_10381443.jpg
 日本中何処の田舎でも見られる無人市場の光景です。
 尾鷲市から海岸線を走り、熊野市内で国道42号線に合流、約3Kmほど併用し、今度は山を貫き紀伊半島を横断する311号線は通行料の少ない道路です。この道は尾鷲・熊野を結ぶには42号線に比べはるかに遠回りで、まだ、未改修区間も残っています。熊野市・田辺間は直行するのであれば最短なのですが直行する必要のある車はほとんどありません。新宮市を通らないこの道路では地方路線としても通行料が少なくなります。
 しかし、この311号線沿いは『無人市場』と言うものが出来始めた頃から道路のそばに屋根付きの箱を並べた店が並びました。
 確かに、回りは畑が多いし農家ばかりですが、一体誰が買うのだろうと言うほど並んでいます。熊野市からわざわざ買いに来る人も結構居るようですから、売れるのでしょうね。
 本当の出荷農家などほとんどないので、いかにも自家栽培と言った感じの野菜が出てきます。そして、ミカンのシーズンに入るとほとんどの箱はミカンで埋まります。それでも売れてゆくのでしょうね。
熊野の旅 国道311号線 無人市場_d0045383_10313281.jpg

 夏の終わりのこの時期は夏野菜も終わり、出すものが少ないのか、どの箱も空っぽです。そのためかひっくり返りそうになった箱もそのままです。ミカンが出るようになればきちんと起こすのか、それともこのお店群も老齢化と過疎化で店主がいなくなったのか・・・
 少しわびしい光景です。
カメラは ミノルタ・オートコード・L

by je2luz | 2006-09-08 10:38 | 熊野


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