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LUZの熊野古道案内

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2006年 09月 07日

熊野の旅 紀和町 北山川・瀞八丁

 紀和町は北山川のほとりにあります。
 この北山川は遡ると一方は熊野市と尾鷲市の境矢ノ川峠峠からの水を集める『大又川』と大台ケ原の南斜面、伯母峰峠からの水を集める『北山川』が合流した清流です。
 この清流も今では「よどんだ水」が放出されたものでかつての清流ではないのです。
 上流には池原ダム・七色ダム他のダムが水をせきとめてから放水しているからです。しかし、それでもこの北山川は透明度の高いきれいな水が流れています。上流に大きな町もなく、紀伊山地の豊かな緑があるからです。
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 この大橋を渡ると向かいは奈良県、このあたりは結構ややこしくこの下流と上流には和歌山県の飛び地があり、やたらと県境があります。
 熊野川・北山川は急流で人里もほとんどない山間部を流れる川です。昔はこの流域の材木を新宮に運ぶ『筏流し』の川であり、重要な動脈でした。しかし、戦後になり道路が整備されると筏流しもなくなり川は山間で眠り続けています。
 この川を有名にしたものに『瀞八丁』があります。ここは『とろ』ではなく濁って『ドロ』と読みます。関東の人は秩父の長瀞(ながとろ)の関係か濁らずに読むようですね。
 『瀞八丁』は向こうに見えるような山並みに行き場を失った川がわずかな山の裂け目を探し出して流れている渓谷です。
 観光スポットの少なかった頃はこの瀞八丁は関西の大きな観光ポイントでした。
 河口の新宮から、テレビに出てくるマイアミあたりの湿地帯で活躍する後に大きなプロペラを付けた『プロペラ船』で爆音と共に熊野川を遡ったものです。今は、ずっと上流のから乗船し、船も爆音公害の出ないウォータージェットと言うイカのような原理の船になっています。速度も速く短時間で瀞八丁を見物できます。
 この瀞八丁より更に上流では和歌山県北山村による『観光筏下り』が夏のシーズンだけ行われています。
 このように観光資源として川は使われていますが、両方共に採算の方は??のようです。

by je2luz | 2006-09-07 11:40 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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