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LUZの熊野古道案内

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2006年 09月 05日

熊野の旅 紀和町 湯の口温泉 2

 湯の口温泉は小さな入浴上からスタートしたのですが、少しずつ整備され宿舎?バンガロー?も建てられています。山間で全く敷地の獲りようがなかったからとは言え、かつてこの入鹿に点在した鉱夫の飯場みたいな感じです。湯治場の宿舎と言う性格なのでしょうかね。
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 湯の口があまりにも狭いところであるから発展性がない、とばかりに広い場所を求めて外に出たのが『入鹿温泉・瀞流荘』なのです。余計も来ない入湯客が分散され・・・
 まあ、気の毒なのは前にも書いたように竹下さんがばら撒いた『ふるさと創生基金』なる金かもしれません。
 この金は自由であって自由でない性格だったこともあり、金の塊を買った自治体もありましたし、基金にして利息でソフト事業をやろうとした熊野市のような自治体もありました。金利を当てにした計画は金利ゼロ時代になり事業続行が不可能に追い込まれました。当初から金をつぎ込んだ事業の中で多かったのが『温泉掘削事業』です。日本列島どこでも1000mとか1500mとか掘れば温泉が出てくると言われています。
 昔は地表に噴出したものを発見して使ったものです。ボーリングと言う技術が発明されてからも数十メートルとから始まり数百メートルとかの話でした。それでも、温泉探しはまさにばくちで温泉開発の夢を追ってどれだけの人が財産を捨ててきたことでしょう。
 ボーリング技術が進歩して1000mを越すようになり、掘れば出るだろうと言われても、水脈に当たらなければやはり出ません。地質探査が進んで確率も格段に向上していますが800mで出るものやら1200ででるのやら掘ってみないと分からないのがこの事業です。おまけに出るお湯が80℃もあるものから冷泉と言われる冷たいものまであります。それでも、掘れば出ることが多いです。その大金をどうするか・・・地元の有志に募ったところで集まるところはほとんどありません。そこに降ってきたのが竹下さんの『ふるさと創生基金』です。
 旧来の温泉が300足らずとか言われていたのに、『列島改造論』、そしてこの『ふるさと創生』と、『温泉を掘って観光地に・・・』と言う発想で温泉探しが行われました。気が付いてみれば温泉の数が2000を越えるとまで言われるようになっています。3300あった自治体も平成の合併で2000ほどに減っています。つまり、平均して各自治体に一つずつ温泉がある勘定です。
 『温泉があるから観光地』ではなく『温泉の無い所ってあるの?』の時代なのです。
 こんな状態ですから、鳥も通わぬ・・・ではないですが、公共交通機関もまともにない、時間的にはバリ島より遠いところにはお客さんは来てくれにくいです。温泉好きの人でも一生かかっても回りきれない数が出来ちゃったのですからね。
 ここ温泉の呼び物の一つに、かつての入鹿鉱山時代のトロッコの線路を利用したトロッコ列車があります。『入鹿温泉・瀞流荘』から『湯の口温泉』までのほんの少しですが、おもちゃのような『バッテリーカー』が走っています。乗ってみる価値はあるかと思います。
 しかし、今年のシーズンは運休していました。『平成18年12月31日まで、工事のため運休』の張り紙があります。期間が終わって運転されるのかどうか保証の限りではありませんが、ここに来れれたら乗り場に言ってみてください。写真の一番奥に見えるのが『湯の口温泉駅』です。
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by je2luz | 2006-09-05 12:04 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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