LUZの熊野古道案内

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2006年 09月 04日

熊野の旅 紀和町 湯の口温泉

 紀和町の二つ目の温泉は『湯の口温泉』です。
 本当はこちらが最初の温泉です。ここに温泉が出たのですが、あまりにも山奥と言う感じなので少し外の出せば観光地になるのではないだろうか・・・などと言う考えで作ったのが一つ前の『瀞流荘』(せいりゅうそう)だったのです。
 ここに温泉が出た理由なども大きな案内地図などと共に掲げられています。国を騙したとか、グルだったとか書くわけには行かないので、計画書に記載された建前が書かれています。見る人のほとんど全員がそれを深く考えないで信じるでしょうね。
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 看板に書かれているのは
 『通産省による資源探査中に偶然温泉が湧き出し・・・』だそうです。
 時効だし、当時は熊野市ではなかったから言えますが、穴だらけにして閉山された入鹿鉱山の残存資源探査のために莫大な金をかけてボーリングなどする訳はありません。いくら無駄遣いの平気な国のお役人でも田舎町の温泉掘削のために事業をするわけには行きませんから、理由が必要だったのです。
 お湯が出たのでボーリングは終了し、『本来は埋め戻さなければならない・・・』このお湯を特例として噴出したままで残しておいたのです。
 すごく頭の良い町役場と物分りの良いお役人の産物です。落語に出てくる鯛のお替りを所望するお殿様並に物分りが良かったのです。
 竹下さんが一億円を配った後では自前でボーリングする市町村が増え、日本中が温泉だらけになっちゃいましたがね。
 まあ、山の中に出現した公的な温泉ですからいまだに入浴料は安いです。
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 大人300円とか・・・この金額は銭湯より安いのでは??温泉利用者にかかる入湯税と同額程度だと思います。
 500円にしてもどうせ赤字ですから、サービスしても同じですね。
 鄙びた木造の小さな浴場でなにもなく、結構いい感じです。リハビリ用の浴槽までそろえた『瀞流荘』とは全然違い安く温泉に浸かれます。それなのに、田舎の人は立派に見える『瀞流荘』の方が好きなようです。確かに、ロビーらしきものも売店も食堂もあるにはあるのですが、味気無いコンクリートの建物なのですがね・・・
 この傾向はここだけではなく日本中の田舎に見られる傾向ですね。
 ド田舎に白亜の学び舎とか・・・
 風伝峠、丸山千枚田などの散策で疲れたときは、『瀞流荘』からほんの少し1.5Kmほど足をも場してこちらの『湯の口温泉』で疲れを癒されることをお勧めします。
 泉質は食塩泉系で飲めば少し塩味がします。

熊野三山と熊野の地図へ   ←←←←をクリックすると案内図が開きます。

by je2luz | 2006-09-04 12:03 | 熊野 | Trackback | Comments(2)
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Commented by law_school2006 at 2006-09-04 23:47
はじめまして~。
キーワード モノクロ写真で、モノクロ写真見たさに、やってきました。写真のブログの数はおおけれどモノクロフィルム写真のブログは少なくて。。--;
東京の人間なので、ここにきただけで何かこう、熊野に来たような気分に。。笑
photo&essayの部屋を運営しています。写真担当は私ではなく
写歴30年超のベテラン。モノクロフィルム写真が中心です。ご体調がすぐれずご自身のブログは閉鎖されてしまっているのですが、わけあって、私のブログに写真をご提供してくださっています。
よろしかったらのそきにいらしてください。
他にもたくさんブログをお持ちのようなので、ゆっくり拝見させていただきます。突然失礼いたしました~。
Commented by je2luz at 2006-09-05 14:14
law_school2006さん
 ブログ記事の説明写真ではデジタルも併用してしまいます。クラシックカメラのテストを兼ねての撮影が多いので色々おきます。スローシャッターの動かないカメラとか・・・
 モノクロの方が主題を整理して撮影しますね。カラーのように『きれいねー』が通用しませんからね。
 まあ、安くて早いが多用する理由の一つですが・・・ポジカラーは出してから一週間はかかりますからね。途中で切って現像するわけにも行きませんし・・・
 コメントが観光案内を外れて裏事情になるのは世代的な特性かもしれません。少し、知りすぎているのと・・・


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